2020.06.21 横田基地のオスプレイが部品落下

6月16日の17時過ぎに横田基地に着陸したCV22オスプレイから部品が落下していたことが飛行後の点検で確認された。どこで落下したのかは不明。今のところ被害報告はない。17日になって米軍から北関東防衛局に連絡が入り部品落下事故が明らかになった。

横田基地でのこうしたトラブルは初めてだが、住宅が密集する東京で危ぶむ声が高まっている。部品は「サーチライトドーム」と呼ばれ、15.8cm×15.8cm×10cmの大きさで重さは約453g。

同基地のオスプレイは5機で、2018年10月1日に正式配備された。しかし実際にはこの5機のオスプレイは2018年4月4日に横浜ノースドックに陸揚げされ、4月5日にノースドックからそのまま離陸し、横田へ配備されている。ノースドックには航空施設はなく、非合法な離陸といえる。

部品落下は厚木基地周辺でも後を絶たず、2012年2月8日には米軍艦載機EA6Bプラウラーが滑走路北側フェンス近くの県道に胴体パネルを剥離脱落させる事故を起こしており、2014年1月9日にはF/A18スーパーホーネットがブレーキ部品を綾瀬市寺尾北の住宅地に落下させ、乗用車のガラスを破損させている。

第五次訴訟団はマスコミの取材に対して、「小さな金属片でも落下中に加速度が増して、衝撃はものすごい。人の頭に落ちてくれば刺さるでしょう。原因究明もなく飛行再開しているのは危険」と部品落下の危険性をコメントした。