2024.04.18 重要土地等利用規制法

重要土地等利用規制法という法律を聞いたことがあるでしょうか。2021年6月16日に満足な国会審議もせずに通された法案で、その目的は軍事基地の周辺の土地・建物を基地の機能阻害行為に使われることを防止するということです。

この法律で、注視区域に厚木基地が指定されました。5月15日から施行されます。厚木基地の周囲1kmの区域内にある土地や建物の利用を制限し、それを利用する人たちを監視する法律です。しかもその機能阻害行為とは何かは、法律を制定して行うのではなく、閣議決定で行うというとんでもないものです。

例えば大和駅は厚木基地から1km以内にありますが、その駅前で建物を借りた人はもちろん、そこに出入りする人も関係者となり調査の対象となります。その建物で機能阻害行為をしていると疑われた場合は勧告され、従わないと処罰されます。

第五次原告団では厚木基地の監視行動を行っています。基地外から写真を撮るくらいは機能阻害行為には当たらないと国会答弁にありましたが、情勢が変わればどうなるか、目を離すことはできません。