2022.10.12 第19回口頭弁論開かれる
10月12日、第19回口頭弁論が横浜地裁で14時30分から開かれました。新型コロナによる入場制限もなくなったため、横浜地裁へは100名近い原告が傍聴に参加しました。毎回制限いっぱいに傍聴者が参加するこの裁判は、原告にとって静かな環境を求め、基地撤去を求める強力な意志の表れでもあります。
原告側からは関守弁護士が第17回口頭弁論で田村教授が証言した、新たな騒音評価方式についてぜひ採用すべきとの弁論を行いました。報告集会で福田弁護団長は関守弁護士の陳述について解説し、軍用の航空機、民間の航空機、道路騒音、鉄道の在来線、新幹線の騒音などのうち、データを分析すると軍用機の騒音が突出して住民の不快感反応が強いことが証明されたという証言の内容を述べました。また、国が騒音区域指定の見直しを進めていることに対し、今の厚木基地の状況は大変流動的で、米軍の演習の強化や、海兵隊のオスプレイの厚木基地の拠点化なども予定されていることなどから、区域指定の見直しが許される状況でないことを強く主張されました。