第五次厚木基地爆音訴訟

2021.02.04 米陸軍が厚木基地で危険な訓練を計画

米陸軍が厚木基地において生物兵器や化学兵器、核、放射能対応訓練を2月から9月にかけて行うと通告してきました。今まで厚木基地では行われたことがなかった訓練ですし、そもそも米陸軍の訓練です。なぜ海軍基地である厚木基地で行うのか、理由は明らかにされていません。私たちは厚木基地の運用拡大が更に進んだものと受け止めています。

生物兵器というと過去にキャンプ座間に持ち込まれた炭疽菌のことが思い浮かびます。炭疽は炭疽菌を起因菌とする急性敗血症性の動物由来感染症であり、皮膚などについた程度では発症しないが、肺に吸い込んだ場合は致死率が90%にも及ぶといわれています。これが粉状でばらまかれたりすれば、生物兵器によるテロとなります。この対応訓練を米陸軍は厚木基地で行おうというのでしょうか。そもそもそんなような訓練は米国本土で行うべきことであり、新型コロナで世界中が苦しんでいる中で、わざわざ日本に来て行うなど信じられないことです。米国では新型コロナの制御ができないため日本で行うということなのでしょうか。

厚木爆同、第五次訴訟団、県央共闘、神奈川平和運動センターの四者は2月4日に厚木基地司令官に対し、抗議行動を行い、下記の抗議文を手渡しました。

 

2021年2月4日

米海軍厚木航空施設司令官

マニング モンタネ大佐 様

厚木基地爆音防止期成同盟 委員長 石郷岡忠男

第五次厚木基地爆音訴訟原告団 団 長 大波 修二

原子力空母の母港化に反対し基地のない神奈川をめざす県央共闘会議

共同代表 髙久 保

神奈川平和運動センター 代 表  福田 護

 

 

CBRN(化学・生物・放射線・核)訓練の中止と厚木基地の危険な運用に抗議する要請書

 

私たちは厚木基地の航空機騒音をなくし、静かで安全な生活を求め活動する市民団体・労働団体です。

去る1月28日、日米合同委員会合意事案として、防衛省南関東防衛局より、大和・綾瀬両市長に対し、「米本土から米陸軍部隊が来日し、2月から9月にかけ厚木基地でCBRN(化学・生物・放射線・核)訓練を実施する」との通告がありました。

訓練実施にあたり、米側は「化学・生物・放射線・核などの危険物は持ち込まない」としていますが、それを証明する術はありません。さらに訓練の内容や規模などの詳細は一切明らかになっておらず、車両等の運搬や訓練中に事故が起これば大惨事となる不安と恐怖は募るばかりです。サリン・VXなどの化学兵器、細菌・ウィルス病原体の生物兵器、放射線・核の恐怖は、私たちにとって、地下鉄サリン事件や新型コロナウィルス感染拡大、福島第一原発事故の惨状を思い起こさざるを得ず、CBRN訓練の中止を強く要請します。

また、昨年にも米陸軍によるペトリオット訓練が実施されるなど、厚木基地では過去に前例のない危険な訓練が繰り返されており、私たちはこうした厚木基地の新たな運用と機能強化に強く抗議し反対します。

要請事項

①市民に多大な不安と恐怖を与える危険なCBRN訓練を中止すること。

②基地の機能強化につながる運用や訓練を行わないこと。

③空母艦載機の移駐に伴い利用の低い施設を即時返還すること。

以上