第五次厚木基地爆音訴訟

2020.08.29 8.29神奈川集会

8月29日午後3時30分から厚木基地北側フェンス前で「飛行差し止め実現!違法爆音を許すな8.29神奈川行動」が神奈川平和運動センター厚木基地爆音防止期成同盟、県央共闘会議、第五次厚木基地爆音訴訟原告団などの主催によって行われました。

8月の炎天下、新型コロナウィルスが流行する中での行動でしたが、それにも負けず約120名が結集しました。

厚木基地の周辺市への爆音は、米軍艦載機が岩国へ移駐した後でも環境基準を大きく超えており、自衛隊機や外来機、また、岩国からの訓練移転などにより決して爆音被害が減少したとは言えない状況が続いています。さらに最近では自衛隊機によるパラシュート投下訓練なども行われるようになり、基地機能の拡大が続いています。

9月14日(月)には第11回口頭弁論が開かれます。裁判に勝利し、静かな空を取り戻すため、これからも頑張りましょう。

集会中に着陸する自衛隊機

行動宣言

去る8月13日、厚木基地で海上自衛隊P-1哨戒機がカーゴドロップ訓練(荷物投下訓練)を行った。滑走路をめがけて、8回にわたって投下が繰り返された。最近では、7月10日にP-3C哨戒機が行ったのに続く訓練だ。

1971年以来、厚木基地は日米共同使用の要衝であり続けているが、最近は特に、海上自衛隊がその比重、存在感を高めている。哨戒機P-1の配備、展開はその象徴だが、同機は離発着訓練、旋回飛行訓練を、日々繰り返している。

1971年に大和市、綾瀬市と交わしたジェット・エンジン機は配備しないとの約束を反古にしたうえに、いまや主な騒音発生源となっている。

現在、空母艦載機は回転翼機、ヘリコプターを除いて、厚木基地には常駐していない。

2018年3月、固定翼機60数機は岩国基地に移駐した。米空母が横須賀に帰港、停泊している間、昼夜を問わなかった、かつてのような猛爆音は少し収まっているかにみえる。

しかし、時折、艦載機は岩国基地から来ては、訓練に出かけて行く。これからも使用するとの意思、方針を示すものだろうが、整備機能もなくなった厚木基地を拠点にした訓練は危険極まりない。加えて、飛来時には、2機同時発進など約束違反の危険飛行も行われているのだ。

また、米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV-22オスプレイもしばしば飛来して来る。専ら沖縄・普天間基地から岩国基地経由でやって来ては、ここ厚木基地を中継拠点とし、キャンプ富士などとの往来を繰り返している。

飛べば数分の距離にある横田基地に配備されている米空軍の特殊作戦機CV-22の動き、7月中旬に木更津駐屯地への暫定配備が開始された陸上自衛隊MV-22の動きともども、危ないオスプレイの動きにも警戒しなくてはならない。

6月下旬、秋田県と山口県への迎撃ミサイルシステム、イージスアショアの配備中止が決まった。ところが、政府・防衛省は入れ替わりのように、頓挫していた「敵基地攻撃能力」の獲得を声高に主張し出した。そう、先制攻撃能力の獲得を俎上に上げようとし始めたのだ。

今年3月、横須賀基地に海上自衛隊は護衛艦「まや」を配備した。同艦は射程距離2,500kmのミサイルと、米軍との共同交戦能力システムを搭載している。ここ神奈川は、「敵基地攻撃能力」が日程に上れば、当事者の地となることを知っておきたい。

他方、イージスアショアの配備中止は地元の根強い反対が実を結んだ結果でもある。「つぎは辺野古だ」。土砂の投入が強行されているが、新基地計画を中止に追い込むだってできるのだ。

昨年5月21日に始まった第五次厚木基地爆音訴訟も、来る9月14日に11回目の口頭弁論を迎える。コロナ禍の定員制限で傍聴席を埋めることはできないが、8,800余名の原告と、それを支える弁護団、支援が連携して、「静かな空を」を取り戻す法廷闘争が続く。沖縄、岩国、そして志を同じくする全国の仲間と手を携え、爆音と基地のない神奈川をめざし、進んで行こう。

2020年8月29日

飛行差止め実現!違法爆音を許すな!8/29神奈川行動