沖縄支援行動 「普天間訴訟支援」 【2017年12月13日〜15日】

 第四次厚木爆音訴訟団の沖縄支援行動の第一陣として121315日、金子団長をはじめとする役員のうち8名が普天間訴訟の高裁での口頭弁論傍聴行動を主目的として訪沖しました。
 ところが沖縄到着当日の午前、普天間第二小学校への米軍CH53E大型輸送ヘリの窓の落下という事故が起こりましたので、訪沖団は現地での緊急抗議集会にも参加しました。

 次に、支援行動参加者の報告文を載せます。

なお、第二陣8名は121820日、辺野古新基地新設反対座り込みを中心とした行動をする予定です
第四次訴訟原告団沖縄支援行動 第一陣「普天間訴訟支援」に参加して
                            
 12月13日朝那覇空港に向かう途中、米軍普天間基地に隣接する体育授業中の小学校校庭に10時頃ヘリコプターから重量8Kg弱の金属製の窓枠が落下したとの衝撃的なニュース。多くの児童が運動していたど真ん中、児童から至近距離10m程度との事、一瞬の違いで多くの児童が犠牲になった事だろう。児童が受けた恐怖、保護者の心痛は想像を絶する。米軍が起こしたこの人災に対して急遽開催された抗議集会に、我々支援団も予定を変えて参加したが、地元の人々の訴えは抗議と言うより悲痛・悲鳴に近いもので心が揺さぶられた。
 一方、政府の対応はどうだろうか、判で押したような文言の繰り返し、馬鹿の一つ覚えの如き
何ら効果のない表明、そして今も沖縄への差別は歴然と続き、国民の)安全・安心に沖縄基地は日米同盟の要と強調。
 戦争関連法で米国の言いなりに日本列島は益々不沈空母の役割果たすたことは必然。岩国、辺野古等各地に滑走路を増設させており、今日の沖縄の現実は将来の日本列島の姿でもある。
 車で移動中目にするのは道路両側に延々と続く米軍基地を取り囲む二重のフェンス、高台から見れば広大な基地の一角に見える立派な高層住宅が都市の一部と思いきや、我々の血税で建てられた米軍人家族専用の高級マンションである。
沖縄佐喜真美術館で聴いた「所謂集団自決」は戦前の教育(洗脳)の恐ろしさを思い起こさせた。軍人勅諭の「虜囚の辱めを受けず」は軍人のみならず、民間人も鬼畜米兵に捕まれば女性は暴行の上八つ裂きにされると教えられ逃げ場を失い悲惨な結果となったと聞き、国際法を知っていた為政者上層部の竹槍精神と一般民衆に国際法が知らされなかった結果である事を知った。今回の沖縄支援行動で僅かな実体験ではあったが改めて、我が国の将来を危惧するばかりである。 安倍政権が成立させた戦争諸悪法は名称こそ多少異なるが、戦前の悪法とどのように違うのだろう。今日の北朝鮮や中国のことを笑えるだろうか。戦前の大日本帝国時代と同じであり、今や我が国も先祖返りの中にある。
 高裁傍聴は我々の参加で特別傍聴席は満席となり大変良かったと思う。冒頭で国側は「危険への接近」説の主張を取り下げたので肩透かしを食らった思いもしたが、性懲りもなく愚論を繰り返してきたものだ。今後は、最高裁が安倍政権に対して屈辱的な地位協定を破棄すべく毅然と働きかける事を望むばかりである。

第四次厚木爆音訴訟原告団 解団記念式典【2017年11月26日(日)】

1126() 小田急ホテルセンチュリー相模大野で400名の参加者を集めて第四次訴訟団の解団式が行われました。第四次訴訟が昨年128日の最高裁判決を受け、終結したのを受け、また、第五次訴訟団が立ち上がった経過の下、解団となったものです。

 第四次訴訟団の結団式が行われたのは200791日。以来104か月の間、原告7000名余と弁護団により裁判闘争が行われた。第四次訴訟では横浜地裁、東京高裁で自衛隊機の夜間飛行の差し止めを勝ち取り、損害賠償も勝ち取った。米軍機の飛行差止はいまだ実現しないし、自衛隊機の飛行差し止めも最高裁の不当判決で覆ってしまったが、第五次訴訟でその実現を求めて闘うことを誓いました。

 式典では太鼓演奏グループのタイコングによるオープニングで始まり、主催者の金子団長からこれまでの経過を振り返りながら今後の闘いについて決意が述べられ、各来賓から激励の言葉をいただき、また、感謝状をもって裁判を支えてくれた関係団体に謝辞を述べました。裁判の経過についてビデオで紹介があり、地域での活動、裁判傍聴行動、判決などそれぞれ思い出深い活動を振り返りました。

 第五次訴訟ではすでに8000名を超える原告を集約し、年内いっぱい募集活動を続けます。

◆連日の爆音及び12月13日のオスプレイ墜落事故(沖縄県名護市)等について抗議・申し入れ
【2016年12月22日(木)】

1121日に米原子力空母ロナルド・レーガンが横須賀基地に入港して以来、厚木基地周辺は連日激しい爆音が続いています。そのような中、127日に岩国海兵隊FA18が高知沖に墜落し(パイロット死亡)、12月13日には、普天間海兵隊MV22オスプレイが名護市東沿岸に墜落、別のオスプレイが普天間基地に胴体着陸する事故が起きました。
 12月22日、第四次厚木原告団ほか約60名が、厚木基地及び南関東防衛局に対し、「空母艦載機の飛行訓練と沖縄のオスプレイ墜落事故・胴体着陸事故」について抗議し、厚木基地での夜間早朝・編隊飛行など危険な訓練飛行の即時中止と、オスプレイの墜落事故の原因究明を強く要請しました。

厚木基地(米海軍厚木航空施設司令官宛)申し入れ 防衛省南関東防衛局長宛申し入れ

厚木基地正門前 約60名が参加
南関東防衛局
◆外務省・防衛省 申し入れ行動【2016年12月15日】

1215日に外務省と防衛省に出向き、最高裁判決でも「騒音被害が発生している」ことは認めるとあるにもかかわらず、判決後もひどい騒音が引き続いているため、飛行協定を順守することの申し入れ、また、オスプレイの墜落事故が発生したことの抗議を申し入れました。
最高裁判決声明
外務省宛申し入れ文
防衛省宛申し入れ文

◆行政・支援団体あいさつ回り【2016年12月13〜15日】
 128日に最高裁判決が下され、残念な結果に終わりましたが、私たちは諦めることなく、次の闘い準備を進めています。これまでご支援いただいた自治体や労働組合などに御礼をするために1213日から金子団長、事務所役員や各支部の支部長たちと各地を回りました。自治体では相模原市、町田市、大和市、綾瀬市、藤沢市、海老名市、座間市とあいさつに伺い、そのほか自治労や教職員組合、平和運動センター、県私鉄労組、全水道労組、国労など各労働組合を訪れ、これまでのご支援に感謝を申し述べるとともに第五次訴訟へ向けてのご協力も依頼してきたところです。

2016.12.13 相模原市(副市長)

2016.12.13 町田市(部長)

2016.12.14 綾瀬市(市長)

2016.12.14 大和市(係長)

2016.12.14 藤沢市(副市長)

2016.12.15 神奈川県(課長ほか)
◆最高裁判所 判決 【2016年12月8日(木)】

最高裁判決ページへ
◆最高裁判所前で、ビラまき行動C【2016年11月25日(金)】

 1125日、最高裁前で4回目のビラ配布行動を行いました。

 午前730分、最高裁前に原告8名、弁護団5名が集まり、出勤する最高裁職員に「長年にわたり改善されない爆音被害の実態」等を訴えました。

 12
8日の最高裁判決に向け最後のビラ配布となりましたが、早朝の厳しい寒さにもかかわらずビラの受け取りは良く成功裏に終了しました。

◆第8回ブロック長会議 開催【2016年11月20日(日)】

 20161120日、藤沢市・藤沢商工会館で、第四次厚木爆音訴訟原告団ブロック長会議を開催しました。

 ブロック長会議は年1回開催するもので、原告・弁護団71名が参加し、これまでの活動を振り返るとともに、128日に迫った最高裁判決で「自衛隊機の飛行差止め」と「将来請求」を勝ち取る決意を固めました
◆最高裁 口頭弁論【2016年10月31日(月)】

10月31日午後3時半、最高裁小法廷で弁論が行われました。
弁護団長以下4名の弁護士、原告団長以下2名の原告の陳述が行われ、
次の世代に引き継がせることなく、飛行差し止めをして裁判を終わらせて欲しいと強く訴えました。

報告集会には原告・弁護士の他、全国訴訟連絡会、支援者など120名が参加しました。

判決言い渡しは、12月8日(木)15:00からに決まりました。
◆最高裁判所前で、ビラまき行動B【2016年10月24日(月)】


 1024日、最高裁前で3回目のビラ配布を行いました。原告・弁護士併せて11人で早朝7時半から1時間の間に400枚を撒ききりました。

今回は、自衛隊機の差し止めについて最高裁が取り上げたことをふまえ、自衛隊機の騒音も十分うるさいこと、周辺自治体・住民は、訴訟を起こした時点から数えても40年間その爆音に耐え続けてきたことを訴えました。

次回のビラ配布行動は1125日を予定しています。
◆学習会B 【2016年9月24日(土)】

9月24日()の14時から最後の3か所目の最高裁学習会が高座渋谷学習センターで開かれました。先日新聞紙上で最高裁弁論が10月31日に開かれることが発表されており、弁護士の説明が注目されました。米軍への飛行差し止め弁論は開かれず、棄却となり、自衛隊の夜間飛行差し止め(行政訴訟)が弁論されるということですが、我々としては変わらず米軍機の飛行差し止めを、これからの裁判でも求めていくしかないというお話でした。 第五次訴訟についても質問があり、巷で原告募集が始まっているかの如く噂が先行していますが、まだ何も決まっておらず、その事実はありませんので周知をお願いします。

◆最高裁判所前で、ビラまき行動A【2016年9月14日(水)】

 914()2回目の最高裁前ビラまき行動を朝745分から行いました。
 原告団7名、弁護団3名の10名が参加しました。
 前回まいたビラが少なかった(200枚)ので、今回は500枚用意しました。さすがに少し残ってしまいましたが、それでも多くの職員の方が受け取ってくれました。

 最高裁前でビラまきするグループは少ないと聞き、やってよかったという感想です。早朝は雨も残っていましたが、行動時には雨もやみ、天候にも恵まれました。
◆学習会A 【2016年9月11日(日)】

2016911日、18時より最高裁へ向けての学習会が相模大野ユニコムプラザにて行われました。参加支部は大和第1支部・相模原支部・町田支部で48名が出席しました。

94日の大和での学習会と同様に、まずビデオで厚木基地の現状や裁判の流れなどを見、それから弁護士の説明、質疑応答となりました。参加者から、爆音訴訟ではアメリカが第三者にあたり日本国はなすすべを持たないと国が主張していることへの疑問や、将来請求の期間が裁判中に超えてしまった場合は、国の過失として責任を問えるのか、最高裁へ原告として提出する書類などはあるのかなどの質問がありました。それぞれ基地への裁判は全国的に広がっていること、将来請求については法的なものがないこと、最高裁への提出書類などはないことなど回答がありました。最後に空母の動きについて金子団長より見通しが話され、この回の学習会を終えました。

◆学習会@ 【2016年9月4日(日)】
 
 9
4()14時から大和市生涯学習センターで最高裁へ向けての、弁護士による討議とビデオでこれまでの運動を振り返りました。対象支部は大和の第234支部と海老名支部、座間支部で26名の参加がありました。ビデオで部品落下事故や突然のFCLPなど、過去の厚木基地での出来事や、第四次訴訟の流れを振り返ってから海渡弁護士、関守弁護士による最高裁への対応についてお話を伺いました。参加者からの質疑で、民事と行訴による差し止めの違いについてなど、突っ込んだ質問もあり、丁寧に答えていただきましたが、私たち原告にとっても有益な学習会でした。 
◆ビラまき行動C さがみ野駅前【2016年9月2日(金)】
 最高裁判所前で職員の方々に配布したビラと同じものを爆音被害地域の皆さんにもアピールし、爆音訴訟への理解と協力を求めようと取り組んできた「ビラまき行動」もさがみ野駅で最終となりました。
 原告13名が参加し行動は終了しました。

 9月中旬には、最高裁判所前でビラ第2号を配布する予定です。最高裁に勝利するため今後も原告全員で取り組んでいきましょう。
ビラまき行動B 長後駅前【2016年8月31日(水)】
 地域住民の爆音訴訟への理解と協力を求めて、8月31日(水)17時より、長後駅前でビラ配布行動を行いました。

 連日すさまじい爆音が続いているため、「本当にひどい爆音ね。」と、私たちに声をかけてビラを受け取る市民の方もいました。

担当支部:藤沢、大和第5、第6支部
◆ビラまき行動A 大和駅前【2016年8月29日(月)】

私たち第四次厚木爆音訴訟原告団は、厚木基地を離着陸する航空機の「違法な爆音」をなくすため、最高裁において米軍機と自衛隊機の「飛行差止め」を求め闘っています。
 この裁判に勝利するため、8月29日(月)17時より、大和駅前で市民に協力を呼びかけるビラ配布を行いました。

 市民の方々からは「本当にうるさいわね!」「なんとかならないの!」との声を多数いただきました。


担当支部:大和第2、第3、第4支部

◆ビラまき行動@ 南林間駅前 【2016年8月23日(火)】

8月23() 17時より南林間駅頭でビラまき行動を行いました。615日に最高裁判所前で職員の方々に配布したビラと同じものです。南林間駅での行動担当支部は、大和第1支部、町田支部、相模原支部で、8名が参加しました。

配布時間帯にも南林間駅上空をジェット戦闘機がすさまじい爆音で飛行し、その音は住民がみな苦しめられていることを実証するものでした。「爆音がうるさいですね」というだけで30分もたたないうちに用意したビラ200枚はすべてなくなりました。日頃から基地周辺住民がどれほど爆音に悩まされているのか、改めて実感できたビラまき行動でした。

◆最高裁判所前で、ビラまき行動@【2016年6月15日(水)】
厚木基地の爆音被害、訴訟の意義を最高裁判所へ訴えかける

2016615()に最高裁前で第四次訴訟団のメンバーと弁護団の12名によるビラまき行動を行いました。
 昨年730日の東京高裁での判決で自衛隊の夜間飛行の差し止めや損害賠償の認証が認められましたが、厚木基地の爆音の元凶である米軍機の飛行差し止めは残念ながら認められませんでした。このため米軍機の飛行差し止めを求めて最高裁への上告を811日にいたしましたが、平和で静かな空を求め、私たちの「米軍機にも飛行差し止め」をとの思いを最高裁へ伝えようと今回の行動となりました。

最高裁前で745分からビラまきを始めましたが、最高裁の職員さんは1000人くらいいるらしく、想像以上の人出があり、ビラもよく受け取ってもらえました。200枚ほど用意しましたが、45分ほどでほとんどはけ、最初の行動としては好調の出足でした。
今後もビラまき行動を続けながら私たちの思いを最高裁へ届けたいと思います。

第9回代議員総会開催【2016年3月27日】


 3月27日()第四次訴訟団の第9回総会が大和市勤労福祉会館で代議員176(委任状含む)の出席で成功裏に開かれました。
来賓挨拶では、
1.平和運動センターの福田護代表が「安保法制の成立で、基地が攻撃の的になることは必至です。皆さんと一緒に安保法制の具体的な実施を止めましょう」と挨拶。

2.県央共闘会議の深井共同代表は教職員の立場からも「卒業式が爆音のために中断した学校が多くありました。抗議の電話をした教員もいたと聞いています。最高裁判決に注視して私たちも共に闘います」と共闘の意思を表しました。

3.厚木爆同の大波委員長は「東京高裁で勝ち取った成果、このことを世論に訴え、広げ、一般化していくことが厚木爆同の任務でもあると思います。基地撤去に向けて全力で闘いを進めることをお誓いします」と挨拶しました。
 その後議案審議に入り、第1号議案2015年度活動報告、2016年活動方針から第4号議案の役員補充案まで提案された議案すべてを全員の拍手で承認されました。昨年9月に他界した故藤田団長に替わり金子豊貴男副団長が団長代行(役員会承認)から団長となりました。

◆オスプレイの厚木基地飛来と訓練飛行に抗議 厚木基地【2015年9月11日(金)】


 9月11日(金)、第四次訴訟団・厚木爆同・県央共闘のメンバー約15人が厚木基地正門前に集合し、基地関係者にオスプレイ飛来抗議文を手渡し、シュプレヒコールを上げた。

オスプレイの厚木基地飛来については事前に通告するよう何度も南関東防衛局や米軍に要請していたが、最近は北富士や東富士へ訓練に飛来するとの通告はあっても、「厚木基地」という名称は入らなくなっていた。それが今回の飛来情報では8月21日から富士へ飛来するとのことであったのにもかかわらず、前日の20日に厚木基地に着陸し、かつ、9月2日まで厚木基地に居座り、富士との間を行き来し、またタッチアンドゴーなどの訓練を厚木基地で行った。9月10日には再び厚木基地へ飛来し、1時間後に離陸した。
 厚木基地をオスプレイの常駐の中継基地と考えていることは確かである。オスプレイが墜落を繰り返している危険な飛行機であることは事実が証明しており、かつ救助活動には不向きな飛行機でもある。厚木基地に飛来も配備もさせてはならない。

要請文はこちらから。
◆差止め原告説明会【2015年6月28日】

628()に大和市の生涯学習センターに差し止め訴訟の原告になられている方のうち約70名の方に集まってもらって、弁護士から差し止め訴訟の再確認の説明を伺いました。

 730日の東京高裁の判決を控え、その判決次第のことではありますが、差し止め請求が認められない、または満足できない結果であった場合、そして国にとっても納得できない判決であった場合は、当然最高裁へ上告となると考えられます。その場合の手続きとして、差し止め原告の方には知っていてもらわなければならないこと、今後の動き、対応についてなど、弁護士を交えて活発に話し合いました。

◆東京高等裁判所 最終口頭弁論(結審)行動【2015年5月14日(木)】


 2014年5月14日()、いよいよ第四次厚木爆音訴訟の東京高裁での結審を迎えました。
この日訴訟団の傍聴参加原告68名は裁判開始前に12時から日比谷公園内で事前の集会を持ち、意思統一を図りました。
13時30分、いよいよ裁判が始まり、原告側陳述者3人の陳述と弁護士の陳述がなされました。
大和市内の原告からは、長期にわたる激甚な被害と、裁判で争うことを教えてくれた先輩への感謝の気持ちが述べられ、新しく騒音コンター地域に加えられた町田市の原告からは、騒音被害を受けているのは同じなのにどこへも訴えることができなかったが、やっと原告になれ、声を上げることができるようになった。まだ声を上げられないたくさんの被害者がいることを裁判所も理解してほしい、と切実に訴えました。座間市の原告は行政訴訟の原告として被害状況と米軍機の与える被害について国(行政)の無策を上げ、被害を一日でも早くなくすための司法の救済を求める陳述を行いました。その後弁護団から5人が訴訟代理人として陳述を行い、司法の役割に忠実な判決を求めました。

 今回は国側からも陳述がなされ、自衛隊機の飛行による重大な被害は認められない、被害については損害賠償を行っている、自衛隊は災害救助に活躍しているなどの反論を行いました。これで結審となりましたが、裁判長はここで判決日を7月30日()の10時から行うことを通告し、14時45分に閉廷となりました。

 閉廷後、原告団は参議院会館内の会議室で15時30分から結審報告集会を行いました。
報告集会では来賓や支援団体のあいさつ、陳述に立った3人の原告の方の感想を交えながら、石黒弁護団事務局長から、詳しく報告がなされたとともに、来る判決への期待が述べられました。
        

第8回代議員総会開催【2015年4月5日】
 4月5日(日)13時30分から第8回定期代議員総会を大和市勤労福祉会館で開催し、出席代議員82名(代議員総数200名、委任状69名)、来賓3名、弁護団6名、役員23名、傍聴5名と計119名が参加し、2014年度の総括を承認し、2015年度運動方針を確立しました

 挨拶で藤田原告団団長は「夜間早朝の飛行差し止めが認められたことは我々の運動の成果であり、東京高裁でさらに一歩踏み込んだ判決を勝ち取りたい」と述べました。
 また中野弁護団長は「爆音により基本的人権の侵害を著しくされている。憲法の力で米軍機を撤退させることはできるはず」と述べました。

◆被害状況陳述書作成【2015年1月〜3月】
 裁判は横浜地裁から東京高裁へと移り、新たな取り組みとして、「被害状況陳述書」を作成しています。
被害陳述書は、私たち原告が被っている「爆音被害の実態」を東京高裁の裁判官に理解させ、正当な判決を勝ち取るための重要な証拠書類となります。
 陳述書の作成は、事前に原告の皆さんに「下書き」をしてもらい、弁護士が一人一人と面談しながら清書しています。
 2015年1月24日(土)から3月1日(日)の毎週土日に行い、東京高裁に提出していきます。
横浜地裁では、662名の原告の方の被害陳述書を提出しました。
高等裁判所による現地進行協議 艦載ジェット機の離陸・着陸を体感 【2015年1月8日(木)】
 高等裁判所裁判官、被告国、原告弁護団と原告団による、現地進行協議(事実上の現地検証)が1月8日(木)11時より開始されました。
 午前中は北へ離陸(南から着陸)していましたが、11時50分頃、風向きが変わってしまい、午前中に飛び立った20機近くのジェット艦載機の着陸音は南側(ゆとりの森)では1度しか聞いてもらうことができませんでした(↓画像)。(北から着陸する様子を南から検分)
 そのため13時半頃、北側のふれあいの森草柳広場、また大和市上草柳のみどりの広場へ移動。
 しかし14時半過ぎ、再び風向きが変更になり、南側大和市福田の広場へ移動し、着陸の様子を検分し、15時45分解散しました。
 
F/A18スーパーホーネット(米ジェット艦載機)をはじめ、E-2C(米艦載プロペラ機)、P-3C、(自衛隊機)をはじめ、輸送機やヘリコプターなど飛来しました。

2015年1月8日(木)11時32分
 厚木基地へ着陸するFA18Eスーパーホーネットの様子を検分
(基地南側 ゆとりの森)
 ◆東京高裁 第1回口頭弁論【2014年11月27日(木)】
 1127()16時からいよいよ東京高裁の口頭弁論が始まりました。
一日も早く爆音を無くしてほしいと原告61名が東京まで裁判の傍聴に駆け付け、応援の方々、また全国連絡会議より横田基地訴訟団事務局長にも参加いただき、法廷は満員となりました。
原告から2名が陳述に立ち、爆音で電話も通じず、遠くに住んでいる母親からも「どんな所に住んでいるの」と聞かれたり、過去の裁判で何回も違法状態を指摘されているにもかかわらず、かえって爆音被害が拡大している実態等が陳述されました。弁護士からは地裁判決の重さと、米軍による被害の救済が訴えられ、多くの傍聴者がうなづいていました。
閉廷後は弁護士会館前で報告集会が開かれ、藤田団長や応援の方々から今後の法廷闘争への意気込が語られました

◆判決報告 神奈川県訪問【2014年5月29日】対応(基地対策課長・基地対策課グループリーダー)
横浜地裁の判決を受け、5月29日()に神奈川県基地対策課へ、この間の支援のお礼と裁判報告を兼ねて訪問しました。一昨年、黒岩県知事は厚木基地の米軍機による夜間連続離着陸訓練(FCLP)の実態を視察し、そのあまりの爆音のひどさに驚愕し、厚木基地近隣9市と連名で爆音に対する.抗議を行っています。今回は5月21日の、自衛隊機の夜間飛行差し止めが認められた裁判報告と、国が控訴したため私たちも控訴することを伝えました。
藤田訴訟団団長は自衛隊機の差し止めが認められたことは画期的なことだが、やはり米軍機に対する飛行差し止めが求められる、と話し、県側は基地対策課長が対応し、きちんと知事にこのことを伝えるとともに、最近の夜間の爆音に対し、県にも苦情が多く来ていることで住民被害の実態は把握していることが話されました。

神奈川県宛文書はこちら

◆関係各市にも順次訪問
大和市【2014年5月30日】対応(副市長・市長室参事)
綾瀬市【2014年5月30日】対応(参事兼基地対策課長・基地対策担当)
町田市【2014年6月3日】対応:(企画政策課長・企画政策担当)
海老名市【2014年6月4日】対応(副市長・財政部長・企画財政課長)
藤沢市【2014年6月10日】対応(副市長・平和国際課長・主任)
座間市【2014年6月11日】対応(特定政策推進室長・特定対策推進室主幹)
相模原市【2014年6月12日】対応(副市長・総務局長・総務局渉外部長)

大和市へ訪問

綾瀬市へ訪問

海老名市へ訪問

藤沢市へ訪問

相模原市へ訪問
◆第7回代議員総会開催【2014年3月21日】
3月21日(祝・金)午後2時30分より、大和市勤労福祉会館3Fホールに於いて、第四次厚木爆音訴訟原告団第7回代議員総会が開催されました。
出席代議員105名(代議員総数200名、委任状50名)、来賓3名、弁護団10名、役員28名、傍聴3名と計149名が参加し、盛大に行われました。
 総会は第四次訴訟の一審判決を迎えるに当たっての「2014年活動方針」をはじめとする諸議案と、東京高裁での控訴審という新たな段階に移ることへの意思統一、最後まで一糸乱れず取り組んでいくことを全会一致で決議し盛会裡に終了することができました。
◆厚木爆音訴訟飛行差し止めを求める署名 73,805名分
             横浜地方裁判所へ提出
【2014年3月11日(火)】

第四次厚木爆音訴訟は2013年9月2日、横浜地裁で結審しましたが、私たちは判決をただ黙って見守るのではなく、「平和で静かな空を」と願う原告の強い思いを裁判官に示すため、2013年11月より5万人を目標に署名活動を行って参りました。
 署名は、当事者である7000名の原告をはじめ、厚木爆同の会員、全国基地爆音訴訟原告団連絡会議の仲間、多くの支援団体の協力を得、目標を上回る73,805名分の署名を集めることができました。
 3月11日(火)11時、横浜地裁前に12名の役員、また支援団体の厚木爆同、平和センター、県央共闘の仲間も駆けつけ、ミニ集会を開いた後、弁護団7名と共に思いの詰まった署名入段ボール9箱を裁判所内の書記官室まで運び要請文を添えて書記官へ渡しました。
署名にご協力頂いた全国の皆さまにお礼申し上げます。今後ともご支援よろしくお願いいたします。

◆飛行差し止めを求める署名=大和駅街頭宣伝活動 200筆の署名あつまる【2014年2月1日(土)】

「平和で静かな空」を求め、「飛行差止め」と「損害賠償」を請求している第四次厚木爆音訴訟は、2013年9月2日に結審(横浜地裁)し、4月頃に判決を迎える見通しとなりました。私たちは何としてもこの裁判を勝利させるため、弁護団と原告団が一丸となり、大和駅前において街頭署名運動に取り組みました。

7名の弁護士、原告団によるリレートークが行われ、その傍らで弁護士と原告が、通行人にチラシを配り、署名を呼びかけました。連日の凄まじい爆音、弁護団の参加もあり、1時間半でチラシ550枚を配布、200筆の署名を集めることができました。
原告、協力者などからの署名と合わせ、3月に裁判所へ提出する予定です。
署名に協力していただいた皆さま、ありがとうございました。
お天気で少し暖かな日でしたが、2月の寒さの中、参加していただいた弁護団、原告団の皆さま、ありがとうございました。

署名用紙
◆横浜地裁で最終口頭弁論=結審=【2013年9月2日】
・4名の原告意見陳述・5名の他基地訴訟弁護団の応援弁論・18名の弁護団が3時間以上にわたり法廷で陳述
(弁論内容は「口頭弁論概略」と、9月中に出る原告団ニュースをご覧下さい。)
・当日原告団は、午前11時にJR桜木町駅に集合し、裁判所前までの約1.8qの道のりを、防衛省南関東防衛局、県庁の前などを通り、アッピールしながら原告、支援団体、弁護団など約280名でデモ行進しました。(付近のみなさまご迷惑をおかけいたしました)
・裁判所前では「決起集会」を行い、弁護団長、原告団長の挨拶や、法廷で意見陳述する原告の方の紹介を行いました。
・法廷では、原告4名による意見陳述、5名の他基地爆音訴訟の弁護士による陳述、弁護団による18項目について、それぞれの弁護士が陳述し、3時間以上にわたる弁論が閉廷しました。
160名余の原告が参加してくださり、傍聴席の関係で、約60名の原告の方が傍聴できませんでした。
・傍聴できなかった原告の方は、関内ホールで厚木基地のDVD上映、小松基地爆音訴訟原告団による「健康被害アンケート」の結果についての講演会などを聞いてもらいました。
・法廷が終了した17時から、関内ホールに弁護団含む全員が集結し報告集会が行われ、18時過ぎにすべての行動が終了しました。
参加された原告の皆さん、残念ながら参加できなかった原告の皆さん、ご協力ありがとうございました。

桜木町駅前に集合、原告・弁護団・支援団体がデモに出発

原告団長、法廷で意見陳述する原告を先頭に、弁護団と共にデモ行進

裁判所前での決起集会
(支援団体、弁護団、他基地応援弁護団も加わり、約280名が参加)

法廷終了後、関内ホールにて報告集会
◆原告団自主測定【2013年6月6日(木)基地北側大和市ふれあいの森草柳広場】
6月1日〜11日まで米艦載機による着陸訓練(FCLP)が硫黄島で実施されると5月24日に通告がありました。昨年11月20日に空母が横須賀へ入港して依頼、厚木基地周辺では連日朝9時前から夜9時半頃まで、「通常訓練」が繰り返され、特に通告の前後は着陸訓練(FCLP)に合格するための爆音がひどく、市役所の電話もパンクするほどの苦情が寄せられていた、と聞いています。通常、硫黄島での訓練が始まると、厚木基地周辺は硫黄島への行き帰りの艦載機が離発着するための爆音にかわり回数は減ると感じていましたが、今回、通告期間中も多くの爆音が続いているため、6月6日、午前11時頃から午後2時頃にかけて、爆音測定・監視行動を行いました。

裁判所による現地進行協議 艦載ジェット機の離陸・着陸を体感 【2013年5月9日(木)】
裁判所、被告国、原告弁護団と原告団が基地南側ゆとりの森に集合し、3回目となる現地進行協議(事実上の検証)が開始されました。
午前9時半から午後4時まで、89回の爆音を測定しました。(移動時間は除く)
F/A18スーパーホーネッ(ジェット艦載機)、E-2C、C-2A(艦載プロペラ機)、P-3C、YS-11(自衛隊機)をはじめ、輸送機やヘリコプターが飛来した。

【基地南側の引地川公園ゆとりの森
(滑走路南端から南約150b:大和市福田)】

8:20〜10:08

(9:30に集合)
基地の全景などを視認。その際、8時20分前後に離陸していたF/A18スーパーホーネットが北側から2機編隊で戻る様子を南側で視認。さらに基地から次々と離陸していくF/A18スーパーホーネットやプロペラ機、自衛隊機などを視認した。

測定回数:28回
最大値

10:03

114.4dB

FA18スーパーホーネットの離陸音
【被告国指定民家
(滑走路南端から南約3.2`:藤沢市下土棚)

10:20頃〜11:00頃

被告国が防音工事の効果を立証するために、外郭部音工事を実施した民家にて、屋外や屋内の騒音を測定し裁判官や原告弁護団に見せる予定でしたがその時間帯の飛来はありませんでした。
一方、原告側は「国指定の民家」近くの防音工事をしていない原告宅にて、朝から弁護団立ち会いのもと、業者による測定を実施していました。これは、防音工事をしていなくても家自体(壁など)の防音があることを立証するためです。

屋外と屋内を測定

9:56〜15:58

測定回数:47回

最大値

13:57

103.9dB
(屋外)

FA18スーパーホーネットの離陸音
【基地北側緑の広場44号
(滑走路北端から北約1.4q:W値90:大和市上草柳)】

12:07〜13:45
(昼休憩:12:15〜13:15)

南側から移動し、昼休憩を取っている間も、ジェット機が着陸していきました。

最大値

12:28

101.8dB

FA18スーパーホーネットの着陸音
【原告宅
(滑走路北端から北約1.4q:W値90:大和市上草柳)】

14:11〜14:37

緑の広場付近の防音工事を実施した原告宅で、屋内の騒音を測定したり、窓を開けて測定しました。
測定回数:6回

※原告側は、午前8時頃から原告団の自動騒音計で、弁護団立ち会いのもと屋外と屋内の騒音を測定していました。

7:55〜15:53

測定回数82回
※最大値
10:10

106.8dB

FA18スーパーホーネットの着陸音
【基地北側緑の広場44号
(滑走路北端から北約1.4q:W値90:大和市上草柳)】

14:50〜15:44

徒歩で緑の広場に戻り、再び基地へ着陸する様子を視認。

測定回数:24回
最大値

15:37

112.7dB

FA18スーパーホーネットの着陸音

着陸態勢のF/A18スーパーホーネットの上空を3機編隊のF/A18スーパーホーネットが通過(右上)
■当日飛来した米軍機・自衛隊機
米軍機 自衛隊機
FA18F C-40 ヘリコプター P-3C ヘリコプター
FA18E C-130 陸軍ヘリコプター C-130
E-2C C-37 MK-58(チャーター機) LC-90
C-2A YA-11
◆原告団 第6回代議員総会 開催【2013年3月23日(土)】

3月23日(土)午後1時より、大和市勤労福祉会館3Fホールに於いて、第四次厚木爆音訴訟原告団第6回代議員総会が開催されました。
出席代議員113名(代議員総数200名、委任状85名)、来賓2名、弁護団5名、役員31名、傍聴6名と計157名が参加し、盛大に行われました。
 総会は第四次訴訟の結審を目指した「2013年活動方針」をはじめとする諸議案と、重点活動として支援団体・友誼団体ともども「P-1配備阻止・反対、MV22オスプレイ厚木基地乗り入れ阻止・反対、艦載機移転延期に係わる騒音軽減要求」など、厚木基地の騒音・事故軽減活動に取り組んでいくことを全会一致で決議し盛会裡に終了することができました。


◆原告団 新春の集い開催【2013年1月26日(土)】
大和市生涯学習センターにおいて、第四次厚木爆音訴訟団「2013年 新春の集い」が開催され、原告、弁護団など105名が参加しました。
藤田原告団長、中野弁護団長、来賓挨拶と続き、事務局から簡単な報告がなされ、早速懇談会に入りました。
出席頂いた弁護団6名の先生からそれぞれ今年の決意を延べてもらいました。
また今回は初めて、バンド演奏があり、相鉄にお勤めの5名の方々が歌詞カードを全員に配り、2曲を参加者全員で歌い会場がひとつになりました。恒例の大抽選会では、30個用意された景品に、選ばれて喜ぶ人もいれば、落胆する人もあり。最後の敗者復活戦は、選ばれなかった参加者による「じゃんけん大会 」となり、大盛り上がりで今年の新春の集いは終了することができました。今年は夏に結審を迎えることになります。原告一丸となってさらに頑張りましょう。
◆米軍再編に基づく艦載機の岩国移転計画延期について
原告団、爆同、弁護団で抗議声明!【2013年1月25日】

厚木爆同のページ
◆第22回口頭弁論、報告集会【2012年12月10日】

横浜地方裁判所での口頭弁論も22回目となりました。原告弁護団も国の代理人も結審に向け、書面が続々提出されています。

詳細は「口頭弁論概略」へ。

口頭弁論終了後には、裁判所近くの「波止場会館」で報告集会が開催され、弁護士による解説や、支援団体からの挨拶、原告団長からは、12月23日に沖縄と連帯して開催する「オスプレイ撤去!怒りのうまんちゅ大行動」への参加呼びかけ、原告団事務局からのお知らせなどが報告されました。
◆第5回ブロック長会議開催【2012年11月11日(日)】
2012年11月11日(日)大和市学習センターにおいて、第四次厚木爆音訴訟原告団の第5回ブロック長会議が開催されました。
四次訴訟団には12の支部があり、各支部長がいます。さらにその中に地域原告の居住状況に応じ各地域のブロック長を設置しています。日頃より原告の皆さんと直接接して頂いているブロック長さんと本部との連携を深めるため、また、裁判の状況をお知らせするため、年1回のブロック長会議を開催しています。当日は弁護団6名を含め、92名が出席しました。
藤田団長、中野弁護団長の挨拶の後、弁護団安永弁護士より「結審を見据えた今後の訴訟活動・課題」について、詳しく報告して頂きました。次にリムピース編集部 頼和太郎さんに「オスプレイの危険性」について講演して頂きました。
今回は藤沢支部が幹事となり、当日の準備、進行、世話役などご協力を頂きました。ありがとうございました。
◆低周波音測定【2012年8月2日(木)】
プロペラ機P-3Cやヘリコプターなどから、ジェット機の騒音とは違う「低周波」が出ているとして、裁判の証拠資料とするため、2012年8月2日午後3時から6時まで、弁護士、原告団事務局、測定業者による「低周波音測定」が行われました。
残念ながら、この時間帯に飛んだのはP-3Cが1機とヘリコプター2機のみでした。

2010年7月の普天間基地爆音訴訟の控訴審判決では、「航空機騒音に低周波音が含まれることにより、その精神的苦痛が等しく増大させられている。また、低周波音を原因とする建具等のがたつきに伴い、イライラ感及び不快感に伴う精神的苦痛を最低限等しく受けている」と判決文でもはっきり記されています。

厚木基地でも自衛隊機P-3Cが繰り返し訓練していることから、今後も低周波音を測定し、裁判の証拠として提出したいものです。
◆弁護団・原告団、 外務省・防衛省にも抗議声明を手渡し【2012年6月1日】
5月24日の抗議声明はすでに座間防衛事務所を通じ防衛大臣にも渡っていますが、6月1日、厚木爆同と四次訴訟団の役員が(社民党が窓口となり)直接外務省・防衛省に抗議・要請を行うことになり、弁護団・原告団として、改めて抗議声明を手渡すことになりました。
弁護団から副団長の野村弁護士と北村弁護士が他の予定をキャンセルして同行してくれました。
◆弁護団・原告団で抗議声明【2012年5月24日】

2012年5月22〜24日に厚木基地で強行に行われた違法な連続離着陸訓練(FCLP)の数え切れないほどの激甚な爆音により、基地周辺住民が苦痛を与えられたことは、住民の人権を無視した違法かつ悪質な加害行為であり、断じて容認できない、として、第四次厚木爆音訴訟の弁護団と原告団は5月24日抗議声明を出しました。
抗議声明には、5月16日の裁判所による現地進行協議中は、日々住民が苦しめられている元凶のジェット艦載機は1機たりとも飛ばなかったことにも触れています。
弁護団長はじめ7名の弁護士は、前日5月23日18時から21時半まで、基地北側でNLPの様子を監視、声明文案を練りました。
24日は、弁護団より佐賀弁護士、原告団より藤田団長、斉藤事務局長、野口事務局次長が座間防衛事務所と大和市基地対策課、綾瀬市基地対策課と大和記者クラブを訪れ説明しながら抗議声明を手渡しました。
座間防衛事務所では所長と次長が対応しましたが、「上に伝えます」と、いつもながらの回答でした。
抗議声明文はこちらから。
第5回代議員総会 開催【2012年3月4日(日)】

2012年3月4日(日)ホテルラポール千寿閣において、第四次厚木爆音訴訟団第5回代議員総会が開催されました。170名が出席しました。藤田原告団長、中野弁護団長らの挨拶のあと、「2012年活動方針」をはじめとする諸議案の承認と併せて「平和で静かな空を取り戻す」ために闘っていくことが満場一致で確認され、盛会理に終了することができました。今回は相模原支部が幹事支部となり、当日の準備、進行、世話係など、幹事支部の役員・ブロック長はじめ原告の方にご協力を頂きました。ありがとうございました。
第4回ブロック長会議 開催【2011年11月19日(土)】
2011年11月19日(土)、大和市生涯学習センター特別室において、第4回ブロック長会議が開催され、75名が出席しました。藤田原告団長、中野弁護団長の挨拶のあと、第3次嘉手納基地爆音差止訴訟原告団より、新川秀清原告団長が「沖縄の米軍基地と嘉手納基地爆音差止訴訟」について連帯挨拶をされました。沖縄県の基地の現状と嘉手納基地周辺のコンター図の拡大ポスターを持参され、地図を示して大変わかりやすい説明を受けました。2万人を超す大原告団の募集についても、各公民館にチラシを置き、説明会を開きながら取り組んだ成果、また、沖縄の基地問題として県知事はじめ沖縄県民全体で取り組んでいる現状を述べていました。弁護団報告では、弁護団事務局次長の佐賀弁護士に「裁判の現状と今後の進行について」報告して頂きました。終了後、引き続き懇親会が和やかに行われました。

爆音カレンダーに取組中 【2011年5月20日(金)〜6月11日(土)】


 東日本大震災による福島第1原発事故に伴う放射能汚染で退避していた、厚木基地の艦載機が4月21日、22日に飛来、その後昼夜を問わず爆音をまき散らし厚木基地周辺住民は連日爆音にさらされています。横須賀基地を事実上の母港としている原子力空母ジョージワシントンも修理工事を終えいつでも出港できる態勢にあります。その中で米軍は、5月23日、防衛省を通じ硫黄島での離着陸訓練の通告をしてきました。
 今回の爆音カレンダーは原告団役員・支部長・幹事の皆さんと、原告意見陳述・原告本人尋問で法廷に立たれた方を中心にご協力をお願いしています。

陳述書作成、ほぼ終了
被告・国が主張する「危険への接近」を完全に打ち消すために、2009年3月から述べ「85回」にわたり、弁護団が直接原告から聞き取りして作成する陳述書の作成が、5月14日(土)の大和第1支部(於:林間学習センター)で終了となりました。2,191世帯の陳述書の作成が完了し、弁護団で再チェック後、順次裁判所へ証拠として提出されます。会場に来ることができなかった原告世帯については、今後個別対応していく予定です。会場においで頂いた原告の皆さん、ご協力ありがとうございました。
第四回代議員総会 開催【2011年3月5日(土)】

2011年3月5日(土)、大和市生涯学習センター大会議室において、第四次厚木爆音訴訟団第四回代議員総会が開催されました。160名が出席しました。藤田原告団長、中野弁護団長の挨拶のあと、「2011年活動方針」をはじめとする諸議案が滞りなく審議「平和で静かな空を取り戻す」ために闘っていくことが満場一致で確認され、成功裏に終了することができました。今回は大和第5支部が幹事支部となり、当日の準備、進行、世話係など、幹事支部の役員はじめ原告の方にご協力を頂きました。ありがとうございました。


爆音測定・録音行動【2011年1月18日(火)】
裁判官に爆音をどうしても聞いてもらいたい、と1月18日、弁護士の立ち会いで日東紡による爆音録音を行いました。裁判官に爆音を体験してもらうはずの現地検証では、なぜ!か飛ばないことが多いためで、午前8時より基地から約1.2`のみどりの広場にて録音を開始、午前中は北に向かう離陸音。9時過ぎから艦載ジェット機が次々に離陸しました。最高音は10時8分に記録したEA6B電子戦機の116dBでした。午後からは風向きが変わり、南向きの着陸音で最高音は14時16分に記録したFA/18F戦闘攻撃機の106.1dBでした。測定は残念ながら16時半で第1日目は終了しましたが17時過ぎまで爆音は続いていました。
日東紡の方・弁護士・役員の皆さま、寒い中お疲れさまでした。測定記録行動は20日までの予定。

第3回ブロック長会議 町田で開催【2010年11月23日(祝)】

2010年11月23日、町田市民ホール会議室において、第四次厚木爆音訴訟団第3回ブロック長会議が開催されました。87名が参加しました。藤田原告団長、中野弁護団長の挨拶のあと、斉藤事務局長から事務局報告があり、弁護団岡部副団長からレクチャー「原告本人尋問とは・・・」があり、1部は終了。第2部の懇親会ではダメじゃん小出さんの時事コントや各支部長の紹介、弁護団紹介があり、成功裏に終了。
第1回は相模原支部、第2回は海老名支部、今回第3回は町田支部が幹事支部となり、会場手配や当日の進行、世話係など、幹事支部の役員はじめ原告の方にご協力を頂きました。ありがとうございました。

第12回口頭弁論では「故:爆同前鈴木委員長」の遺影を先頭に             横浜地方裁判所へ向かった

原告の意見陳述では大和市鶴間在住の小野坑夫さんが意見陳述を行いました。
小野さんはまず自分の住まいの現住所と今年で喜寿を迎えたことを始め、爆音防止運動を共に闘ってきた爆音防止期成同盟の故:鈴木委員長の思いを切実と訴えました。この訴えを佐村裁判長は一つ一つ頷きながら聞き入っておりました。
長年、厚木基地の爆音の解消に向けて市民運動の先頭に立ってこの運動を進めてきた鈴木委員長は飛行機が飛ばない静かな空が取り戻せるのを誰よりも誰よりも強く待ち望んでいたことでしょう、その静かな空を、生きて見ることができなかったことがとても辛く、悔しがっているのではないかとの訴えに、傍聴席では涙しながら聞く人も多かったのでは??

 裁判では国主張の「危険への接近の法理」に対する書面を第9回に引き続き提出。衡平の理念に反した主張であること、損害の認識は推定できないこと、被害は実際に住んでみないとわからないことなどを強く主張。行政訴訟では、被告国の主張(日米合意)の矛盾を指摘、原告の書面の内容に触れず無視している、と数名の原告代理人が次々に訴えた。被告国は書面の提出のみ。



故:鈴木委員長の遺影を先頭に地裁へ向かう原告団

静かな空を返せ!沖縄と連帯して国会座り込み行動8月2〜3日
2010年7月29日、福岡高裁那覇支部にて、普天間爆音訴訟の控訴審判決が言い渡された。高裁は米軍機の騒音を違法と断罪した。
しかし、飛行差し止めはまたも退けられました。
米軍機の爆音を違法としながら、その原因である飛行差し止めを命じない判決は不条理である。「安保」が「民」を蹂躙する。それを訴えるため
原告団と弁護団、そして地元・宜野湾市の伊波市長が、国会議員や関係省庁、米国大使館への要請、記者会見、市民集会のため上京。
下記の東京行動が行われた。第四次訴訟団は積極的にこの東京行動へ参加連帯を深めた。

普天間爆音訴訟とは
米軍普天間基地周辺の住民等が、国と米軍基地司令官を相手に騒音被害を訴え、2002年10月に那覇地裁沖縄支部に提訴。普天間基地では
初めての爆音訴訟(第1審原告は404名)。請求内容は、@夜間飛行禁止を含む差止、A騒音測定、B将来分を含む損害賠償。
2008年6月の第1審判決は、普天間基地の爆音は違法であると認定し、1億4千5百万円の損害賠償の支払いを国に命じたが飛行差し止めは棄却。
福岡高裁那覇支部で控訴審、2010年1月に結審し、7月29日に判決。



第二議員会館で座り込み行動


東京行動の普天間代表団

児童爆音カレンダー




児童爆音カレンダー集計表







@ひとことコメントより

◆うるさい日のコメント

  うるさくてkまる
  ならい事をしていてうるさくて集中できなかった
  耳をふさいでも/窓を全部閉めてもうるさかった
  学校の帰り道すごくうるさかった/終業式の時うるさかった
  一番うるさくて気を失うかと思った
  耳がキーンとした/頭にひびいてうるさかった
  うるさくて友達とにげまくった
  エンジン音がうるさい/ヘリコプターがうるさかった
  うるさくてお母とも話ができなかった/お墓参りをしているのにうるさかった
  
  こわかった/びっくりした
  友達と遊んでて飛行機が真上を通ってこわかった。
  車の音が聞こえなくてこわかった/車がきたのがわからなかった
  家に一人でいるときこわかった/留守番しているときびっくりしてこわかった
  うるさいしこわいから外に出たくない/習い事に行くときこわかった
  うるさくてばくだんが落ちてくるかと思った
  弟はヒコーキが飛ぶと泣き出す/物がカタカタ動いて落ちそうだった
  
  友達の声がきこえなかった(公園、帰り道・・)/朝会の時うるさくて聞こえなかった。
  ゲーム、パソコン、CD、DVDの聞こえない/電話がきこえない/おばあちゃん、ともだち)先生の声が聞こえなかった/発言しているとき2回もおなじことを言  わされれて恥をかいた
  先生が何を話しているのかわからなかった/授業が進まなかった
  テレビ、ラジオが全然聞こえない/聞こえないからテレビのスピーカーに耳をつけた
  鬼ごっこをしてて、鬼が近づいているのに気がつけなくてつまらなかった
  サッカーの時指示が聞こえなかった/ドッチボール/コーチの声が聞こえなかった
  部活中ボールの音が聞こえなかった/部活中先生の声がきこえなかった
  外で友達と話ができない/友達の声が聞こえなかった/放送が聞こえなかった
  
  授業に集中できなかった
  うるさくて宿題ができなかった/サッカーに集中できなかった
  習い事の練習をまちがえた/ピアノの練習中、集中がとぎれた/ピアノの音が聞こえなかった
  宿題が邪魔された/勉強してたのに飛んできてムカついた/書き始めに集中できなかった
  学校の歌の時飛行機が飛んできて気まずい空気になった/スポーツに集中できなかった

  
 
  お楽しみ会が飛行機の音で楽しくなかった/気分が盛り下がった/食事中の会話が止  まった
  楽しいおしゃべりが途切れ途切れでつまらなくなる
  妹が昼寝をしていたのに飛行機の音で起きてしまった/具合が悪くて寝ているのにうる   さくて困る
  うるさくて頭が少し痛くなった
  お昼寝をしているときうるさかった/寝ていたのに起きてしまった/
  ねむれなかった
  
  いきなりだったからびっくりした/連続でくるのはやめて欲しい
  かなりうるさい/さいあく/いい加減にして欲しい/うちおとしたい/キンキンする
  1日うるさかった/朝がうるさい/午前中うるさかった/夕方うるさくなった/2機いっぺんに   きた/低く飛んでうるさかった/どうして静かじゃな   いの/うれしくない/めいわく/あ゛   〜うるさすぎ!じゃま!/ぶちきれた  /もうやだ/気持ちが残念だった/いらいらした/
  100ぐらいうるさかっ   た/なぜなんだ!/気持ちよく起きたのに気分が悪くなった    /4機くらい  続けて通って耳が痛かった
  耳が痛くなった/静かに飛んでほしい/もう飛んで欲しくない
  
 静かな日のコメントより
  
  今日は静かでよかった/ぐっすり眠れた/ゆったりすごせた/
  友達と楽しく遊べた/公園で遊べた/クリスマス会が楽しめた/安心して遊べた
  毎日続けば最高/少し飛んだけどおまけ/ずっと飛ばないでほしい/
  おちついていた
  先生の声がよく聞こえた/友達の声がよく聞こえた/1日が楽しかった
  平和のな感じだった
  テレビの音がよく聞こえた/買い物が楽しくできた/おちついて掃除が出来た
  イエーイ/2日連しずか、ヤッター/ごうかく/よっしゃ/100点
  !/Good
  3日連続、ちょとうれしい/4日間もしずか、ラッキーハッピー/やっぱこれ/ハッピー
  明日もしずかがいい/いつまでしずかかな・・/これが続けばうれしい/
  静かでいい日だ/助かった/1回飛んだけどあれくらいなら大丈夫
  いつもより静か/勉強に集中できた/たくさん勉強できた
  スポーツに集中できたお正月に静かでよかった/楽しいお正月だった
  話がよくできた/気にならなかった/年末年始は静かがいい

総論 

  米軍艦載機や自衛隊機の爆音に対して、子どもさん達がどのように感じているのか、3週間に    わたり「爆音カレンダー」に取り組んでいただいた。
   わづか1〜2行の短いコメントではあるが、 爆音に対する思いを子どもさんらしくストレート     に表現し、胸に響くことばが数多く書かれている。
    子ども達も「静かな空と人間らしい生活環境」をこころから願っていることが行間から覗える。   子ども達を、1日も早く爆音から開放させてやりたいと思   わずにはいられない。
   こども達の未来にこの爆音を残してはならない。これは我々の責務である。
            
◇◇◇◇◇−−−−−−−−◇◇◇◇◇
   下記は子どもさん達にお願いしてうるささをシールで表現していただいた見本  です。







現在、厚木基地における爆音の被害の状況はひどく甚大な被害を与えております。
裁判では「爆音は違法」であるという判決が出されておりこれ以上の爆音は認められません。
P-1はジェット機であり騒音拡大につながるのは明らかであります。
厚木爆同ではとうてい認めることはできないと判断しており、大和市役所玄関での座り込み抗議(2010年5月18日(火)〜20日(木)の
午前9時〜午後4時)まで抗議行動を行っております。

2010年5月23日(日)午後2時には大和市 大和公園において抗議集会とデモを行います。沢山の参加をお願いいたします

大和市は昭和46年に現在のP3C対戦哨戒機が配備されるとき、この人工過密化の著しい厚木基地周辺住民は猛反対をしました。
結果、客観的情勢に対応じ極力、整備士縮小に努力するとし、住民の生活の安全確保を第一義的に配慮し、一層の安全対策をこうじます。
ジェットエンジンを主たる動力とする飛行機は緊急止むを得ない場合を除き使用しません(46文書)を取り交わしております。

大和市長 (大木 哲)氏へ要請

厚木基地へのP・1配備と関連施設建設について
                                                 厚木基地爆音防止期成同盟
                                                書記長     大波  修二

                                                 第四次厚木爆音訴訟原告団
                                                 団長        藤田 栄治

(要  請)
 
防衛省南関東防衛局は次期固定翼哨戒機P−1を平成23年度から厚木基地に配備する計画とともに、P−1に関連する施設を平成22年度から整備する予定であることを通知してきました。これを受けて大和市は過日この通知の中身を詳しく紹介しました。
私たちは長年にわたり爆音によって耐えがたい苦痛を強いられて生活しています。これ以上、市民への被害の拡大を認めない立場から、防衛省の勝手気ままな行動を認めることなく、P−1の厚木基地配備と、それに伴う施設建設には断固反対する・46文書堅持をさせるという態度を明確に表明していただき、厚木基地の早期返還を望む市民と共に闘っていただくことを強く要望します。具体的な要望事項につきましては次の通りです。

1)、P−1の厚木基地配備は絶対に反対の立場を堅持すること
2)、46文書の重要性を再認識するとともに、防衛省に断固堅持させること。

以上の2点について5月10日までに文書で回答することをお願い致します。



第3回定期代議員総会 開催

 2010年3月14日第四次厚木爆音訴訟原告団の第3回代議員総会が大和市勤労福祉会館で開かれました。
 代議員の出席は「179名」があり総会の成立を宣言し、原告団長の挨拶から始まり、一年間の総括と2010年度の闘いの具体的提案がなされ、一部役員の改正ががあり、総会は盛況の内に終了しました。

 2010年2月18日第四次厚木基地爆音訴訟団は、厚木基地爆音防止期成同盟・神奈川平和運動センター・神奈川から基地撤去を目指す県央共闘会議など四団体で防衛省南関東防衛局・大和市/綾瀬市へ下記のような要請を行った






第四次訴訟団の主な活動