2026.03.10 イラン爆撃に抗議
米軍がイランを不法に攻撃したこと、そのために周辺諸国にも被害が生じていること、直ちに戦火を納めることを求めて厚木基地司令官に申し入れ行動を行いました。
米軍によるイラン攻撃に抗議するとともに
戦闘行為の即時中止を求める申し入れ書
わたしたちは、基地周辺、そして神奈川県内において、平和で人権の守られる社会をめざして活動している市民団体・労働団体です。わたしたちは、この1月にもベネズエラ攻撃に抗議する申し入れ書を携えてやってきました。さらに昨年6月には、やはり、イランヘの爆撃に対する抗議文を司令官に手渡しました。それら攻撃のいずれもが、国際法に違反したものだったからです。
今回の爆撃もまたしかりです。イランは、米国を攻撃していません。個別的自衛権も集団的自衛権も成立しません。国際連合による決議もされていません。なおかつ、今回は、双方がイランの核開発疑惑について話し合いのテーブルについている最中でした。
法による国際秩序のもと外交による紛争解決をめざすという理念を貴国は捨て去るというのでしょうか。しかも、今回の爆撃では、イラン南部の小学校にも着弾しました。
その後の報道で児童168人、教員14人が死亡したということがわかっています。文民に対する攻撃を禁止したジュネーブ条約違反です。このような国際法・国際条約に違反した攻撃をすぐに停止するべきです。
アメリカもイスラエルも、核兵器の開発を阻止するための自衛の措置だと言っていま亢しかし、イランがそれを保有できる段階にあるという兆候はありませんでした。核兵器の拡散は阻止するべきです。しかし、今回のような攻撃が正当化されれば、今後どの国も、自分たちの体制の確保のために、核兵器の開発を急ぐことになります。真の解決のためには、保有国の核軍縮も含めて、国連主導で核のない世界をつくる以外に道はありません。
今回の攻撃には原子力空母が出動し、攻撃にも参加しました。横須賀を母港とする空母ジョージワシントンは、今回はメンテナンス中のため派遣されていませんが、第7艦隊の駆逐艦が参加している可能性があります。厚木基地には、駆逐艦の搭載ヘリが配備され、日々訓練を行っています。だとすれば、厚木で訓練をしている機体と兵士も参加しているかもしれません。つまり厚木基地での訓練が、イラン戦争の準備になり、わたしたちは場所を提供することで、戦争に加担させられていることになります。司令官、わたしたちはそれを容認しません。だから抗議をしているのです。今回のイラン攻撃に端を発した交戦により、周辺諸国にも被害が生じていま肌また、米軍兵士にも死者・負傷者が出ています。つまり米軍は兵士も同志国も守れなかったということです。このような場当たり的な攻撃では、今後も双方に多くの犠牲者が出るでしょう。米国内では、今回の攻撃に59%の国民が反対しているという世論調査も伝えられています。貴職はこのような戦争に部下を送りたいと思いますか?
第二次大戦の終結時から起算しても80年もの間、世界では、国家間で互いの主権を認め、戦争ではなく国際法にのっとって、対話外交による問題解決を曲がりなりにもめぎしてきました。今回のような、国際法も話し合いも否定するような力による外交が跋扈してゆけば、終末時計は急速に進んでいくでしょう。司令官、それを戻すほうに加わりませんか?
あらためてわたしたちの申し入れを列挙します。
1.イランでの攻撃を中止し、部隊を撤収するよう国防総省、米海軍司令部に進言すること
2.今後、厚木基地での訓練飛行をすべて取りやめること。
3.この申し入れ書を在日米軍司令部、在日米海軍司令部にも届け、わたしたちの意思を伝えること。
