2025.07.24 米軍主催のレゾリュート・フォース・パシフィック訓練に抗議
7月24日に米海軍厚木基地司令官ニコラス・ルクレア大佐宛てに厚木基地爆音防止期成同盟、第五次厚木基地爆音訴訟原告団などから、米軍主催訓練レゾリュート・フォース・パシフィック、及び日米機雷戦訓練等での厚木基地使用に抗議する申し入れが行われました。
去る7月10日、大型の空中給油機KC135Rが厚木基地に着陸しました。この機は、厚木基地を拠点に米軍主催の機動展開訓練・戦闘攻撃訓練(レゾリュート・フォース・パシフィック)に参加している航空機でした。厚木基地から百里基地に飛び、航空自衛隊の戦闘機との訓練に参加するとのことですが、これだけでなく、7月18日にも、空中給油機KC130Jが3機離陸し、日本海で作戦行動をした後、また戻っています。厚木基地が今までにない使われ方をしています。
今回の訓練は、北海道から九州までの日本中の基地を使用しています。厚木基地で直接の訓練は行われてはいませんが、航空機の中継基地として使用され、また、米兵約100名が訓練中、駐留するとのことです。
これらのことに対して抗議団は米軍司令官あてに下記の要請事項を提示し、要請文を手渡しました。
1. 厚木基地を拠点とした訓練を行わないこと。とりわけ、日米、あるいは多国間の訓練を行わないこと。
2. 2024年8月3日のMH53Eのヘリコプター不時着事故について、その原因と再発防止
策を公表すること。
3. あわせて、2024年10月10日に起きた米海軍ヘリMH60Rの茅ヶ崎海岸での不時着事
故についても、原因と再発防止策を公表すること。
写真は要請文を米軍当直士官に手渡す石郷岡厚木爆同委員長