2023.05.11 現地進行協議で爆音体験

5月11日(木) 第五次訴訟原告団の念願でありました現地進行協議が実現しました。厚木基地による爆音被害の現状を知ってもらいたいと、裁判長に現地まで足を運んでいただき国側と弁護団による進行協議を行いました。場所は厚木基地北側のふれあいの森草柳広場、南側のゆとり森、そして北側のみどりの広場の3か所で行いました。飛行していたのは主に自衛隊機でしたが、昨日まで飛行していた米海兵隊のF/A18戦闘攻撃機ホーネットがこの日も訓練飛行に飛び立ち、その強烈な爆音を体験することもできました。戦闘機の飛行がない場合も考え、業者のオーディオ装置による爆音再現も用意しましたが、これも行うことができました。

私たちは空母艦載機部隊が2018年に岩国基地へ移駐した後も爆音がなくなったわけではない、飛行回数もそれほど減ってはいない、騒音は減ってはいないし厚木基地は米軍によってさらに拡大使用されている実態があると裁判でも訴えてきました。

普通の静かな空を取り戻したいと始めた裁判ですが、4回の訴訟を経ても、半世紀以上も被害は続いています。この被害をなくすため、第五次の裁判に全力を尽くしている私たちの飛行差し止めを求める声が、判決に反映されることを強く願うものです。(Y)

大和市のみどりの広場で飛行騒音を調査