2022.09.13 米空母横須賀を出港
昨日、横須賀から米空母ロナルド・レーガンが出港した。先月8月19日に入港して以来25日ぶりの出航である。当初短期の物資補給帰港といわれていたが、少し長かったようだ。多分乗組員の夏休み休暇も入っていたのであろう。空母の艦載機は、長期にわたる飛行がなかった場合は訓練が行われる。それは前回の空母からの発着から所要の日数(30 日)がたった場合は空母艦載機着陸訓練 (FCLP)を実施し、訓練終了後には、パイロットが洋上の空母において、実際に着艦することにより着艦資格を取得するための試験である空母着艦資格取得訓練(CQ:Carrier Qualification)に合格しなければならない。この試験はFCLP実施後 10 日以内に開始しなければならないとされている。このため空母がいつ出港するかが注目されていた。30日以上横須賀に滞在した場合はFCLPの実施が必要となるからである。FCLPは現在では硫黄島で実施されているが、天候不良の場合などは厚木基地や岩国基地などでも行われる場合がある。厚木基地で行われた場合は厚木基地周辺は繰り返されるタッチアンドゴーなどによる爆音の嵐に見舞われるのである。このためFCLPは硫黄島で行うことが求められている。