2022.03.04 日米共同訓練でのオスプレイ飛来抗議

3月4日(金) 午後1時から厚木基地米軍司令官あてに、以下の団体による申し入れ行動が行われた。防衛省から通知された日米共同訓練による米軍オスプレイの厚木基地使用に関し、神奈川平和運動センター、厚木基地爆音防止期成同盟、第五次厚木基地爆音訴訟団、県央共闘会議と、オスプレイと飛行訓練に反対する東日本連絡会を加えた五団体で抗議の申し入れを行った。南関東防衛局によると、3月4日から3月25日までの3週間にわたる訓練のため、米軍のオスプレイが6機、大型ヘリCH-53を2機、厚木基地で整備点検をする、そのため米軍人約120名が整備・支援要員として厚木基地を使用するというもの。

訓練場所は東富士演習場と自衛隊の沼津海浜訓練場であり、直接厚木基地を使用するものではない。それなのに厚木基地で整備・点検をするという。

この日の申し入れで、厚木爆同石郷岡委員長は「日米共同訓練にオスプレイが参加するようになった。定期機体整備も厚木基地隣接の工場で行われるなど、厚木基地周辺で危険なオスプレイが住宅地上空を飛び回るようになる。今までオスプレイは厚木基地に来ないでくれと何回も要請していたが、かえって増えてきている。許せない思いだ。オスプレイが来るという案内はきたが、詳しい内容は相変わらず教えてもらえない。オスプレイの飛来は何が何でも阻止したい」と述べ、平和運動センター道田事務局長は「今日の申し入れ文は全く共感している。今回沼津の海浜訓練場が日米共同訓練で使われるが、これは日本政府の島嶼防衛等々の問題意識から米軍に要請したものではないかと思っている。オスプレイの飛来についても、私たちはそのたびごとに黙過せずしっかり反対の声を上げることが大切。今、ロシアがウクライナに侵攻しているが、プーチンの言う、ロシアの安全保障のため、将来の安全を確保するために侵攻するのだという、武力安全保障の考え方は絶対に承認できない。現在の戦争を各国の戦争反対の声を輪として、21世紀最後の戦争としなければならない。この戦争反対の声を憲法を守る正念場の闘いにつなげていきたい」と述べた。

申し入れ文を手渡す石郷岡爆同委員長