第五次厚木基地爆音訴訟

2021.08.28 基地フェンス前で爆音訴訟勝利・飛行差し止め実現神奈川行動

 

集会の上を爆音を轟かせて飛ぶP-1哨戒機

8月28日(土)の16時から「第五次厚木基地爆音訴訟勝利!飛行差し止め実現、CBRN訓練反対!基地の整理・縮小・返還!」と銘打った行動が厚木基地北側フェンス前で開かれ、真夏の炎天下にも負けずに多くの市民が集まった。

空母艦載機が岩国移転したにもかかわらず、日常的にP-1哨戒機などの飛行爆音は続き、厚木基地は縮小どころか日米共同訓練PAC3の展開訓練や生物・化学兵器などの対応訓練であるCBRN訓練の場として使われ、かつ、厚木基地に隣接する日本飛行機厚木工場でオスプレイの定期機体整備契約が決まった。今後オスプレイが厚木基地で試験飛行をすることは確実になった。

私たちは厚木基地の飛行爆音に長年悩み、裁判でその被害を何度も訴えてきている。その私たちの声には応えず、ますます基地の機能強化を進めることは認められない。基地の縮小・返還を求め平和で静かな空を求めて進んでいこう。

 

8/28行動宣言

 去る8月12日夜、沖縄・普天間基地所属のMV-22オスプレイが機体の一部、パネルなどを落下させる事故を起こした。重さは1.8キログラム、落下場所は不明。幸い、住民への被害はなかったが、ひとつ間違えば大事故となるものだった。

しかし、米軍が事故を告知してきたのは翌8月13日の夕方だった。1日近くも知らせを怠ってきたのだ。折しも8月13日は17年前の2014年、普天間基地を飛び立ったCH53ヘリコプターが沖縄国際大学に墜落した、その日だった。基地被害に苦しむ沖縄の人々の気持ちを逆なでする米軍の無神経、怠慢は許せない。

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8月11日、そのMV-22オスプレイの2つ目の整備拠点が厚木基地に隣接する「日本飛行機厚木工場」に置かれることが明らかとなった。すでに先行して報道がなされていたが、その日、防衛省名で正式に大和市、綾瀬に通知してきたのだ。

契約期間は本年7月1日から2030年12月31日まで。「上記契約期間内における整備対象機種は合計51機に予定ですが、日本飛行機と株式会社SUBARUのどちらが整備するかについては、定期機体整備の所要が発生する都度決定されるため、現時点において、日本飛行機が整備する機数は未定です」とあるが、控えめに見積もっても20機を越える機体となろう。

開発段階、実戦配備の当初から事故を繰り返し、多くの死者を発生させてきた欠陥機だが、2012年に普天間基地に配備された後も、墜落事故、不時着、危険飛行の常態化が続いている。住民ばかりでなく、基地を持たぬ自治体も墜落への不安が払拭できないとしている。

「日本飛行機」で定期整備が始まれば、少なくとも10年はオスプレイが厚木基地に飛来、試験飛行を繰り返すことになる。騒音と墜落の危険にさらされるのは、もう懲り懲りである。

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2018年3月、空母艦載機のうち、固定翼機60数機が岩国基地に移駐した。かつてのような猛爆音は少し収まっているかにみえるが、時折、FA18スーパーホーネットなど艦載機や海兵隊機が岩国基地からやって来ては、爆音をまき散らしている。

米空母艦載機の移駐後、主となった海上自衛隊は哨戒機P-1の飛行訓練に加えて、好き勝手に物資の投下訓練などを行っている。また、米軍の方も陸軍のミサイル発射装置の展開訓練や生物・化学・放射能・核兵器対応訓練(CBRN訓練)など、厚木基地の利用目的の拡大を図っている。長年、軍用機の爆音と墜落の危険に苦しめられてきたうえに、厚木基地の機能を拡大強化する動きが相次いでいる、こうした事態を決して受け入れることはできない。

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2018年5月21日に始まった第五次厚木基地爆音訴訟も、原告の本人尋問から現地進行協議に向かう局面に入っている。8800余名の原告で闘う「静かな空を」を取り戻す法廷闘争とも連携し、厚木基地に直接抗議する行動を続けよう。沖縄、岩国、馬毛島、そして志を同じくする全国の仲間と手を携え、爆音と基地のない神奈川をめざし、進んで行こう。

                       2021年8月28日

第五次厚木基地爆音訴訟勝利!飛行差止め実現!8/28神奈川行動