2021.05.13 厚木基地でのCBRN(シーバーン)訓練に反対
厚木基地で米陸軍によるCBRN対応訓練が2月5日より9月30日まで行われています。CBRNとは生物、化学、放射線、核兵器の頭文字をとった表現で、これらを兵器として使用された場合の対応訓練を指しています。大量殺りく兵器ともなるこれらの攻撃に対応する訓練と言われてもにわかには信じられないものがありますが、実際に厚木基地南側の広場でこの陸軍部隊が展開され、車両などが留置されています。外側から見てもどんな訓練が行われているか、うかがうことはできませんが、非常にきな臭さが感じられます。
厚木基地ではこのところ、通常とは異なった使われ方が目立ちます。昨年9月15日に陸自の空挺部隊が厚木基地から習志野演習地まで空輸されましたが、そのときに使用された輸送機は自衛隊機ではなく、米軍の輸送機C-130でした。続く10月には日米共同統合訓練「キーンソード」が厚木基地で行われ、厚木基地内にPAC3ミサイルの発射台が持ち込まれました。
そして今年2月からのCBRN訓練です。このような訓練に厚木基地が使われることは厚木基地の恒久化をもくろむものとして、基地の爆音被害と闘う私たちとしても反対せざるを得ません。神奈川平和センターや厚木爆同、第五次爆音訴訟団、県央共闘会議など県内の平和4団体がこのCBRN(シーバーン)訓練に反対する街頭宣伝行動を3月から始めました。
本日5月13日は小田急江ノ島線の桜ケ丘駅前で街頭宣伝行動を行い、市民の方にCBRN訓練とは何か、何が危険なのか、なぜ反対するのかということを訴えました。