第5回全国基地連総会開かれる

第5回全国基地爆音訴訟原告団連絡会議総会が神奈川県大和市の渋谷生涯学習センターで開かれました。全国から小松・岩国・嘉手納・普天間・横田・新横田・厚木・新田原の地域で闘う八つの原告団が集まり、前半の交流集会では、それぞれの活動が報告されるとともに、現状の裁判対策について議論が積み上げられました。また、北海道大学の松井利仁教授の「飛行差し止め」をいかに勝ち取るかを科学的に追及すべきという講演からも多くを学びました。

総会は交流集会後に行われ、まず、新横田原告団の団長大野芳一氏はじめ、この間に亡くなられた方を偲んで黙とうを捧げました。

金子豊貴男全国連代表は総会挨拶の中で、最近の裁判結果を見ても飛行差し止めは却下、損害賠償金の減額、将来請求も認めないなど、司法の反動化について述べ、裁判闘争は厳しくなっている。また、米軍再編による基地の強化、オスプレイやF35の配備、イージスアショアなど、自衛隊の強化や南西諸島への進出なども目立つ。日米地位協定の改定なども運動として取り入れ、騒音解消のために反基地運動を強めていこうと、述べました。

続いて福本道夫事務局長が活動報告と総括、今後の方針を述べ、活動強化のために会則の改正が提案され、全員から了承されました。

最後に第5回総会決議案と普天間基地、横田基地、木更津駐屯地等へのオスプレイ配備・導入の撤回・中止を求める特別決議を採択して総会を終了しました。