2022.06.03 米空母リンカーンのオスプレイ去る

米原子力空母エイブラハム・リンカーンが5月21日に横須賀基地に入港し、5月26日に出港した。横須賀基地は米空母ロナルド・レーガンが母港として使用しているが、リンカーンの母港ではない。短期の休養と補給目的といわれたが、空母2隻体制の布石かもしれず、監視が必要とされている。

リンカーンにはCMV22オスプレイが艦載されており、陸上基地との連絡に使われているが、このオスプレイのうち1機(RUDY35)が5月20日にトラブルで奄美空港に緊急着陸した。

この同機が5月24日に厚木基地に飛来していたことが判明した。リンカーンが横須賀に滞在中であった。リンカーンは26日に出港したが、オスプレイは残った。なぜ厚木基地に残ったのか。理由はトラブルの修理しか考えられない。厚木基地に隣接している日本飛行機(株)では海兵隊オスプレイの定期機体整備を行っており、そこで修理を行ったと予測される。

RUDY35は6月1日に10分程度飛行したが、すぐ厚木基地に戻っており、厚木基地を去ったのは翌日の6月2日、11時27分であった。

オスプレイは緊急着陸の多い航空機である。危険なオスプレイはいらない。