2022.04.27 第17回口頭弁論で新たな知見

第17回口頭弁論が4月27日(水) 横浜地裁で開かれました。心配されていた前日来の雨も上がり、原告と支援団体からの傍聴参加でいつもの通り101号法廷は満席となりました。今回は大和市在住の原告1名の本人尋問と、学識経験者による尋問が行われました。横浜国大教授の田村先生の新たな知見によると、40年前からのうるささ指数WECPNL(W値)をLdenによる騒音指数に換算することの評価、また、民間航空機と軍用機では同じ騒音量でもうるささを感じる度合いが違うとの知見が法廷で証言されました。道路騒音などに対し、航空機騒音はハードルが高く、航空機騒音も環境基準に合わせるべきとの指摘もありました。

原告の本人尋問は、大和市でも騒音被害の最も大きな地域から出廷しましたが、国側の「岩国移駐後は騒音は減ったでしょう」とのしつこい尋問にも「戦闘機が減っても普段のうるささは変わらない」と力強く主張しました。

報告集会で弁論を解説する福田弁護団長