突然のFCLPで爆音苦情激増

   9月1日に米海軍艦載機のFCLP(連続空母着艦訓練)が厚木基地で行われると発表がありました。通常は硫黄島での訓練ですが、今回は台風15号が洋上で停滞しているので、硫黄島でのFCLPができないため厚木基地でおこなうということでした。しかしこういう場合でも厚木だけでなく、三沢や岩国でも行うと発表されますが、今回は厚木だけということでした。

厚木基地でのFCLPは2012年5月以来です。当時も突然のFCLPということで大問題となり、マスコミでも大きく取り上げられ、厚木爆同や第四次訴訟団でも抗議行動を繰り返し行いました。

今回のFCLPは日中に行われましたが、1~2分間隔で行われたタッチアンドゴーの訓練の爆音は鳴りやむことを知らず、基地周辺住民への騒音被害は甚大なものがありました。

大和市にかけられた苦情電話は7月に23件だったのに対し、8月は127件、9月には262件と激増しました。飛行回数も7月に1080回、8月に1698回、9月は2370回でした。

9月5日に厚木基地正門で抗議行動を行い基地司令官あてに抗議文を渡しましたが、その時も上空では早期警戒機E-2Dがタッチアンドゴーをのべつ幕なしに行っていました。

FCLPは9月1日から9月6日までの6日間行われるとされていましたが、1日短縮して5日で終了が発表されました。空母は9月8日に横須賀を出港し、その後もしばらく艦載機の爆音は続き訓練が行われていました。