<ト ピ ッ ク(2)>

このページでは、訴訟団・基地問題に関連する事柄を
少しづつお伝えしていきたいと思います。<トピック><トピック3>

「怖い!」「墜落の危険」の声も・・・
落下物事故発生!米軍機の金属部品、藤沢市長後の民家に落下。
 2002年9月15日午後5時頃、藤沢市長後の会社員宅の車庫へ米軍機の金属部品が、塩化ビニール製の屋根を突き破って落下した。
横浜防衛施設局の職員が事実確認し、防衛施設庁もこの事実を認めている。住民からは不安の声があがっている。
今年の4月15日にもエンジントラブルをおこした米軍機(キティホーク艦載機)が緊急着陸をするなど、小さな事故が相次いでいる。
神奈川県内で起きた航空機事故(最近のもの10年)
事故発生日 種類 機 種 事故発生場所 被 害  備 考
1992.4.10 落下物 米軍機 藤沢市大庭 屋根破損 部品
6.22 プロペラ機 相模原市宮下  〃 衝突防止ライトの一部
1993.4.25 その他 ジェット機 厚木基地内  な し オーバーラン
1993.10.28 不時着 ヘリコプター 座間市緑ヶ丘  〃
1993.12.18 セスナ機 海老名市社家相模川河川敷  〃
1994.1.4 ヘリコプター 平塚市長静スポーツ広場  〃
1995.4.10  〃 鎌倉市由比ヶ浜海岸  〃
1995.6.6 墜 落  〃 相模湾海上 乗員8名死亡
1997.6.26 その他 パラシュート 大和市福田 隊員1名負傷 エアーショー
部隊 家屋の一部破損 リハーサル
植木破損
1997.11.14 不時着 ヘリコプター 相模川河川敷・横浜・  な し 7機
相模原・厚木基地 天候不良
1997.12.12 落下物  〃 中郡二宮町百合ヶ丘 屋根破損 凍土
1997.12.18 ジェット機 座間市東原  な し 金属部品
1998.6.18 不時着 ヘリコプター 厚木市中津川河川敷サッカー場  〃
1998.8.19 その他 ジェット機 相模原市上空  〃 ニアミス
1998.9.28 不時着 ヘリコプター 平塚市北金目  〃
2001.9.28 その他 ジェット機 厚木基地内  〃 オーバーラン
横浜ノースドッグが中継基地に!
舟艇30隻搬入・保管 
 横浜港の米軍施設「横浜ノースドッグ」に舟艇・引き船・はしけなど約30隻が運び込まれ保管されることがわかった。搬入期間は1年にわたるという。陸上だけでなく、海上にも係留される。横浜市や平和市民団体などは「基地恒久化」につながると反発している。
・横浜ノースドッグ→瑞穂埠頭・横浜市神奈川区瑞穂町
・舟艇→小型の舟。
・はしけ→本船と波止場の間を行き来して乗客・貨物を運ぶ小舟。
米海軍厚木基地の「デモ飛行」正式廃止へ、でも通常離着陸訓練は、今までどおり継続!
 在日米海軍厚木基地(大和、綾瀬市)の基地開放日に行われている戦闘機などによる展示飛行(デモンストレーションフライト)について、在日米海軍司令部(横須賀)のロバート・C・チャプリン司令官は5月22日、外務省の杉浦正健副大臣との会談で「住民の懸念を検討した結果、今後行わないことにした」と述べ、デモフライトの廃止決定を伝えた。(14.5.23神奈川新聞抜粋)
 デモフライトは、空母艦載機による編隊飛行や急ターンなどが激烈な騒音とともに、住宅密集地の上空で繰り広げられており、地元住民、地元周辺自治体が騒音被害や墜落の危険・不安から再三にわたり中止を求めていたもので、4月15日にも回答は得ていた。基地開放日に限らず司令官の交代時に行われたこともあった。外務省北米局は、デモフライトを可能にしている「厚木飛行場周辺の航空機の騒音軽減措置」の例外規定の廃止については、現時点での踏み込んだ発言を避けた。
第4次横田基地訴訟が結審、年内にも判決
 米軍横田基地(東京都福生市など)の周辺住民320人が国を相手に、米軍機の夜間・早朝離着陸の差し止めと市街地上空での訓練飛行の禁止、総額約9億2000万円の損害賠償などを求めた「第4次横田基地飛行差し止め訴訟」の口頭弁論が23日、東京地裁八王子支部(関野杜滋子裁判長)で開かれ、原告側が最終意見陳述を行って結審した。判決は、年内にも言い渡される。第1―3次訴訟は、最高裁が「過去分の騒音被害の賠償は認めるが、飛行差し止めは棄却」との判決を下し、確定。原告団は、1994年12月に4度目の提訴を行った。  第1―3次訴訟では3市だった原告の居住範囲は、埼玉県内を含め18市町に拡大。市街地での訓練飛行差し止め請求も初めて盛り込まれた。(読売新聞02.05.23)
小松基地飛行制限協定破棄の動き
小松基地「10・4協定」の見直しを
 昼休みの離着陸など 防衛施 設局が要請
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小松基地爆音訴訟 「解除は絶対許せない」 原告団、国と真っ向か ら 対立
 /石川  「民間と自衛隊機の安全確保のため」「昼休みの飛行制限は10・ 4協定の要 の部分。絶対許せない」――大阪防衛施設局が26日、航空自衛隊小 松基地の飛行規制の一部解除を小松市など周辺自治体に申し入れたことを巡り、 国側と小松 基地爆音訴訟原告団の主張は真っ向から対立した。申し入れを受けた 小松市、加賀市とも今後議会や地元住民との協議に入るが、大きな課題を背負っ た形だ。  【中藤時昭】
 大阪防衛施設局が規制緩和を申し入れた「10・4協定」とは、75年にファントム戦闘機を導入した際、基地周辺の生活環境を確保するため防衛施設庁と周辺自治体が締結した協定書のこと。
 小松市が同庁と締結した協定書には早朝、夜間とともに昼休み時間 のジェット機の離発着中止が盛り込まれている。この日、小松市役所を訪れ、西 村徹市長に申し入れ書を手渡した大阪防衛施設局の佐伯惠通局長は昼休みの飛行制限、住宅 地に近い滑走路東側からの編隊離陸制限緩和は「あくまで飛行場の運 用の安全の ため」と強調した。
 同局長によると協定締結時と比較し、民間航空機の離発着回数は4倍に増加。 ニアミス防止など双方の安全確保のため、帰投する戦闘機が10分程 度昼休み時間に食い込むのを認めてほしいというもので、「1時間継続して訓練をするとい うことでない」と断言した。 また同基地の飛行部隊の運用形態が同 じなので訓 練回数、騒音も従来と変わらない、と説明している。
 一方、小松基地爆音訴訟原告団の広瀬光夫団長と訴訟の支援団体の 代表ら5人は西村市長に文書の開示などを申し入れたうえ、「昼休みの飛行中止は騒音に悩 む市民がホッとする大切な時間だけに、市民のショックは大きい」「国の騒音対 策の不備を指摘した3月6日の小松基地爆音訴訟判決に対する挑戦だ」などと指 摘し、市長の毅然とした対応を迫った。
 これに対し、西村市長は「議会や地域住民の意見を聞いた上で回答 したい」と答えた。同市では早い機会に関係町内会に説明会を開くことにしてい る。  大幸甚・加賀市長も「関係する町の区長、市議会に説明し、意見を 聞いて考え たい」とのコメントを発表した。 申し入れ後に会見した広瀬団長は 「大阪防衛 施設局の申し入れは絶対許せない、強い憤りを感じる」と述べた上 で、「周辺住 民にさらなる騒音の増大をもたらし、10・4協定の改悪につなが る」との抗議 声明を読み上げた。(毎日新聞)[4月27日19時30分更新]
北國新聞2002年4月26日更新
小松基地「10・4協定」の見直しを
 昼休みの離着陸など 防衛施設局が要請
 大阪防衛施設局は二十六日、航空自衛隊小松基地配備の戦闘機の飛行 制限などを盛り込 んでいる「10・4協定」などの一部見直しを、協定を結ぶ 小松、加賀市に申し入れた。 見直しは協定の修正が必要となる「昼休み時間の離着陸制 限」と、基地側が自主的騒音規 制している「滑走路東側への編隊離陸 禁止」の 二点の解除。同局は、見直しによる民航機 も含めた飛行の安全性の確保を最大 の理由に挙げるが、一九七五(昭和五十)年の締結以 来、一度も手を 加えられ なかった協定の見直し要請に、同基地騒音訴訟で国側と闘ってい る周辺住民ら は反発を強めている。
 申し入れでは、現在、スクランブル発進などを除き、原則、戦闘機の 離着陸を 中止して いる正午から午後一時までの「昼休み時間」にも、離発着が できるよ うに制限緩和を要請 。「滑走路東側への編隊離陸禁止」解除は、現 在、東側が 住宅街であるため、自主規制で は騒音を抑えるため一機ごとに限られ ている離 陸を、二機による編隊でも認めるよう求めている。
 同局によると、「10・4協定」が締結時の七五年度における民航機の管制回 数は年間四千七百八十六回だったのに対し、二〇〇〇(平成十二)年 度は一万 五千九百六十二回の 約三・三倍に増加し、小松空港発着の定期便が一 日六便か ら四十四便に増えている。この ため、「飛行場の過密化で民航機を含 む飛行の安全性、自衛隊機の訓練にも支障を来たしてきた」(同局施設部)と して、支障の解消の方策として、昼休み時間も離着陸を可能にすることなどが 適当と結論付けた。  特に昼休み時間の離着陸制限の解除については▽自衛隊機が昼休み直 前に集中 帰投し民 航機と航路上の高度差が取れない場合がある▽自衛隊機の離 陸が遅れ た場合に十分な訓練 ができないまま帰投せざるを得ない、などの理由 を挙げて いる。ただ、同局側は「戦闘機 の離着陸に要する時間は十分程度で、 正午から 午後一時まで絶え間なく訓練はせず、若干 、食い込む程度」(同) と、制限解除による訓練量の増は否定している。
 「滑走路東側への編隊離陸禁止」の解除は、民航機の増便による滑走 路の過密化が滑走 路の占有時間の延長を助長する一因になっているとし、当時 のF4ファントムより現在の F15が性能が向上して、アフターバーナーを使用しなくて も離陸可能となり、「二機編隊でも騒音の程度は一機の場合とほとんど差がな い」(同)としている。
 申し入れを受けた西村徹小松市長は、議会や市内百四町の代表者で組織する小松飛行場周辺整備協議会に諮ることにしている。大幸甚加賀市長も議会と市民 の意見を求める考えで、同日中に関係区長に説明する。同局は防衛施設庁と基 本協定書を結ぶ両市以外の県や六市町にも、小松市などへの申し入れを通知し た。
米軍機が燃料漏れ/嘉手納に緊急着陸
 25日午後4時50分ごろ、米空軍嘉手納基地飛行場を離陸した米海軍空母キティホーク第五航空団所属のC―2Aグレイハウンド輸送機が離陸直後に燃料漏れを起こし、再び同基地に緊急着陸した。目撃者の中には異臭や目のかゆみを訴える人も数人いたが、嘉手納署や沖縄署には地域住民からの苦情などは入っていない。同基地報道部は午後9時半、事故機について「乗組員が予想外の燃料漏れに気付き嘉手納基地に無事着陸、3人の乗組員にけがなどはなかった。(事故の)原因は不明で現在調査中」と発表した。
 目撃証言によると同機は離陸直後、高さ約50メートルから燃料が漏れ始めた。そのまま沖縄市、嘉手納町、読谷村の3市町村付近の上空を旋回、離陸から約5分後に同基地に緊急着陸したという。着陸後、滑走路に約265リットルの燃料が流れ出た。 着陸後は消防車などの緊急車両も出動し、現場は一時騒然とした雰囲気に包まれた。那覇防衛施設局の職員らも燃料漏れの痕跡が残っていないか国道58号沿いなどの現場確認を行った。 同日夜には同機が離着陸した滑走路に放水し、燃料の除去作業をしており、同飛行場の2本の滑走路のうち1本が同日午後8時30分すぎごろまで使用できない状況だったとみられる。 同基地では、8日にF15戦闘機から訓練用照明弾、24日には同機の風防ガラスが落下しており、度重なる事故に町民からは「我慢の限界だ」との声が上がっている。嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会(三連協)は26日幹事会を開き、今後の対応を協議する予定。沖縄平和運動センター、中部地区労は同日正午すぎから安 > 保の丘で抗議集会を開く。
 C―2Aグレイハウンド
 空母と陸上基地の間の人員・物資輸送にあたる艦載機。空中早期警戒機E2Aを輸送機として改造したもので、1966年から配備 が開始された。全幅24・6メートル、全長17・3メートル、総重量 24・7トン。乗員は4人。最大貨物料は4540キロ。乗員28人を輸送できる。 > > -------------------------------------------------
「何度同じことを…」、周辺住民ら怒り頂点/米軍機燃料
 「何度同じことを繰り返すんだ」「飛行中止しかない」。25日午後、米艦載機が燃料漏れを起こし緊急着陸した問題で、基地周辺住民の怒りは頂点に達した。今月に入り、米軍機絡みの事故は既に四件目。嘉手納基地に接する沖縄、嘉手納、北谷三市町の首長は抗議行動を展開した直後の事故に、「人をばかにしている」「うんざりだ」と憤りの声を上げた。墜落事故の危険と隣り合わせの住宅地でも、「万一のことがあれば大惨事だ」と不安が広がる。米軍は本気に再発防止を考えているのか。「良き隣人」への不信感は募るばかりだ。
 【嘉手納】25日午後4時50分ごろ米空軍嘉手納基地上空を離陸した米軍機からの燃料漏れを目撃した人の中には、異臭、目のかゆみや痛みを訴える人もいた。 事故直後、同基地が一望できる通称・安保の丘では嘉手納警察署による事情聴取も行われ、現場は緊張感が漂っていた。午後10時現在、嘉手納町、読谷村の消防署には地域住民からの被害の連 > 絡は入っていないという。 安保の丘には、日ごろから米軍機の離着陸をチェックする「ウオッチャー」と呼ばれる人たちが数人いる。この日も数人のウオッチャーたちが同飛行場内を離着陸する機体をチェックしている最中にトラブルが起こった。  ウオッチャーらは「最初は白煙かと思ったが、白煙にしてはすごい量だった。機体の四倍くらいの白い帯が出ていた」「液体が漏れているのではなく、何らかのトラブルで意図的に出しているような感じだった」と生々しく証言した。  また「離陸から1、2分後に異臭を感じた。しばらくして目のかゆみを感じ、約30分くらい続いた。唇をなめると苦かった」「ものすごいにおいがして目が痛くなった」と体の異変を訴えるウオッチャーも。 散歩の途中に安保の丘に来た沖縄市の中村雅光さん(70)は「離陸した機体から液体が水のように流れてくるのが見えた。少し異臭が感じられた」と離陸直後の様子を語った。 (
琉球新報)
◆◆◆艦載機、トラブルで緊急着陸!◆◆◆

 厚木基地を飛び立ったE2Cが、4月15日、出港したばかりの空母キティホークに向かう途中で、エンジントラブルを起こし、厚木基地に戻り緊急着陸した。右側のエンジンを止め(左のプロペラが停止しているのがわかる)、滑走路上のワイヤーに引っかけて急停止するための装置も降ろされていた。4月15日は、三沢基地のF16が墜落した日でもあった。
騒音対策で国懇談会が三沢視察
この「飛行場周辺における環境整備の在り方に関する懇談会」は昨年の9月からで、http://www.dfaa.go.jp/jplibrary/kondankai/kankyo-daityo.htm にその概要。またこの議事録はhttp://www.dfaa.go.jp/jplibrary/kondankai/giji.htm
騒音をなくすことを相談(その方法は簡単)するのでなく、どうしたらそれを感じにくくなるかを検討しているようです。
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東奥日報2002年4月19日(金) 騒音対策で国懇談会委員が現地視察
 防衛施設庁長官の諮問機関「飛行場周辺における環境整備の在り方に関する懇 談会」の委員が十八日、現地視察のため三沢市を訪問。玉川健五郎三基地進入表面下町内会連合会長、太田寿之市連合町内会長らと市役所で面談 し、航空機騒音をはじめとする飛行場周辺対策について住民の意見を聞いた。懇談会は、青山武憲日大法学部教授を座長に法律、騒音などの専門 家六人で構成。今回はこのうち四人が三沢市を訪れた。非公開で行われた面談の後、玉川会長は「米軍のF16は事故が多す ぎる。危険な飛行をしており、それが騒音につながっている。飛行場は離発着の場所であり、訓練の場所ではないと話した」と語った。委員は同日、鈴木重令市長、市議会議員とも面談した。同懇談会は昨年九月の発足後、沖縄県嘉手納町、神奈川県綾瀬市を現地視察しており、夏ごろをめどに一年の検討結果をまとめ防衛施設庁長官に答申する。
  
▼基地開放でのデモフライト中止(14.4.17)
 今年もオープンハウスの日だけ静かにできる・・・かな?
在日米海軍が厚木基地での、デモ飛行の中止を正式通告
  爆同などの運動が実を結ぶが
  厚木基地の爆音のひとつ、毎年夏に行われる、基地のオープンハウス (基地開放)でのデモンストレーション飛行について、地元の厚木基地爆音防止期成同盟や第三次厚木基地爆音訴訟団、基地周辺の各自治体などが、中止を求めてきたが、去る4月15日、神奈川県と厚木基地周辺 7市の代表がデモ飛行を廃止するよう、米海軍司令官、厚木航空施設司令官、外務大臣、防衛庁長官、防衛施設庁長官宛に要請を行ったが、席上、米軍厚木基地から「今年は、警備上の関係から、基地開放そのものを実施するか否かについて、未だに決まっていない。」「しかしながら、基地開放を行うとしても、デモンストレーションフライトは実施しない」と回答した。
 デモ飛行は激しい騒音と墜落事故の危険性から周辺自治体も反対し ていた。米海軍は昨年、地元に配慮して警備上などの理由以外で初めて 中止した。昨年暮れ、在日米海軍司令官が地元の綾瀬、大和両市長との 会談で、飛行中止を継続する考えがあることを伝えていた。
デモフライト中止のニュースに対し、われわれ訴訟団の真屋団長は、「運動の成果として一歩前進だ。ただ、「厚木飛行場周辺の航空機の騒音軽減措置」の中のd(3)項のただし書きがある以上、根本的な解決にはならない。また、基地開放のデモフライトは普段の飛行の1/100にすぎない」と語った。
▼キティホーク出港
 米海軍厚木基地に飛来する艦載機をのせる空母キティホークが、4月15日午前横須賀基地を出港した。キティホークは昨年10月から12月にかけ、米中枢同時テロ報復の軍事作戦に参加した。今年3月18日にも出港し、最新の対ミサイル防衛システム「RAM」の実験などを実施、今月1日に帰港していた。キティホークは、沖縄、香港、韓国釜山(サッカーワールドカップで釜山入港?)などに寄港、6月上旬に横須賀港に帰港する。(02.4.17神奈川新聞キティホークに同乗より)
◆◆◆厚木基地の離発着訓練通告 国と米軍で食い違い
  
国・防衛施設庁は、夜間の訓練しか通告せず
 
米軍は昼間も通告 夜間?NLP対策しかできない防衛施設庁は昼間の通告を伝えないのか

2月27日、横浜防衛施設庁は3月の厚木基地と硫黄島での夜間訓練N LPの通告を地元自治体に対しておこなったが、同時に発表になった米軍の文書では昼間の訓練も記述されており、防衛施設庁の意図的な情報隠しが明らかに成った。以下に詳しく報告する。
 防衛施設庁の文書には、今回の訓練を、硫黄島では、3月6日から1 5日の12時から午前2時までとし、厚木基地での訓練を 3月12日 から15日の午後6時から午後10時までとしている。
 ところが、米海軍厚木基地渉外部からの文書では硫黄島は同じ内容だが、厚木基地での訓練を午後12時(正午のこと・直接米軍に聞いて確 認した。)から午後4時、と午後6時から午後10時といしてる。 もう一点、米軍は硫黄島での訓練ができない場合、厚木、三沢、岩国で12日から15日、午後12時(正午)から午後4時、午後6時から午後10時としているのに対し、防衛施設庁は同様の記述の上に、ただし書きとしてなお、天候又は航空機の整備問題のような予知し得ない状 況が生じた場合には、上記の時間及び場所は変更する可能性があり、所要の訓練が完了するために、22時以降の飛行を必要とする可能性があります。と記述している。 このような、防衛施設庁の対応は何を意味するのか、考えられるのは、厚木基地周辺の爆音対策の取り組みが、NLP〔夜間連続離発着訓練〕 対策しかできていなくて、昼間の爆音に対して住民被害を無視してきたため、昼間の訓練の通告をしてはまずいと考えて、カットしたものと思われる。誠にけしからん対応で糾弾されるべき内容だ。また、22時以降の訓練もあり得るとしたことも米軍が通告していないのに勝手に通告 するのはどうしてか。施設庁の目的がなんなのか、問題である。
 厚木基地の爆音被害は、NLPの時よりも昼間の訓練がひどいと再三いってきたが、施設庁がこんな形でごまかしていたとは考えてもみな かった。 いろいろ調べてみると米軍はFCLPと通告しており、NLPという通告は、最近はしていないようである。NLPという言葉を一人歩きさ せ、NLP対策として硫黄島に訓練施設を作っておしまいという日本政府のやり方は許すことはできない。今後、この点はきちんと追求してい きたい。
(金子豊貴男・役員)
▼▼▼大和市が基地白書 「大和市と厚木基地」 発行
米海軍厚木基地をかかえる神奈川県の大和市は6年ぶりに、基地白書「大和市と厚木基地」を発行した。大和市の基地対策や基地問題への取り組みをまとめたもので、6年ぶ りの発行。 今回は騒音測定回数などのデータを別冊にして、資料集とした。大和市の情報公開コーナーでセット価格1200円で販売する。本編はT 厚木基地、で厚木基地の沿革と概要。米海軍厚木航空施設  海上自衛隊厚木航空基地 など他に基地と市民生活で騒音問題、硫黄島代替施設、厚木基地騒音訴訟、航空機等による事故では、主な墜落事故、そのほか市の財政と厚木基地、返還跡地などについても記述されている。  資料編では厚木基地関連の情勢と世界情勢、厚木基地の年度別騒 音測定回数等一覧表、米海軍厚木航空施設の組織、空母の入港状況などが載っている。  市基地対策課では「多くの市民が基地の実態をきちんと把握し、騒音問題を一緒に考えていく上での資料としてほしい」としている。  問い合わせは大和市基地対策課 п@046−260−5309
▼▼小松基地訴訟判決、75W値以上に賠償認める!
 航空自衛隊小松基地(石川県小松市)の周辺住民1765人が自衛隊機と米軍機による早朝・夜間などの飛行差し止めと損害賠償を求めた3・4次騒音公害訴訟の判決が、3月6日金沢地裁(渡辺修明裁判長)であった。
 うるささ指数80以上の1・2次訴訟より救済範囲を拡大し、75W値以上の原告の賠償も認め、1729人に総額8億1384万円の賠償を支払うよう国に命じた。自衛隊機と米軍機の飛行差し止めについては退けた。また、現在ではただ一つの裁判として注目されていた「自衛隊違憲論」への憲法判断はしなかった。

小松騒音賠償: 判決骨子

 一 自衛隊機の飛行は公権力行使と見いだすことはできず、差し止めを 民事上の請求として不適法ということはできない。
 二 行政機構が設置・運営している組織が憲法に違反する面を有していたとしても、国に具体的請求をなし得るものではない。
 三 W値75以上の地域について、生活妨害と精神的苦痛を被っており、被害は看過しがたい。将来の損害賠償は不適法。
 四 米軍機の飛行差し止めについて、国は条約上、運航を制限できる立場になく、請求は棄却を免れない。
◆◆◆空母艦載機の夜間離着陸訓練(NLP)の通告◆◆◆
 基地周辺住民にとっては、毎日爆音を浴びせられ、毎日爆音被害にあっているわけですが、出港前の着艦テストがあるらしく慣例に倣って「NLPの通告」をしてきたので、以下に通告文を載せます。

 われわれ爆同・訴訟団は、これまたいつものように反対運動を行いますので、皆さんの協力をお願いします。(現在緊急役員会で検討中)
                            平14.2.27
                            防衛施設庁
       空母キティ・ホーク艦載機の着艦訓練について

 在日米軍から、下記のとおり空母キティ・ホーク艦載機の着艦訓練を実施(予定)する旨連絡があったので、お知らせします。

             記

1.硫黄島における着艦訓練
訓練期間: 3月6日(水)〜3月15日(金)
12:00〜02:00
訓練機種: 全機種

2.厚木海軍飛行場における夜間着陸訓練
訓練期間: 3月12日(火)〜15日(金)
18:00〜22:00

訓練機種: 低騒音機
※ 入学試験に配慮して、12日は、夜間着陸訓練を実施しないよう最大限努力します。

3.硫黄島における天候等の事情により所要の訓練が実施できない場合には、次のとおり計画の一部又は全部を実施する。

厚木海軍飛行場、三沢飛行場及び岩国飛行場
訓練期間:3月12日(火)〜3月15日(金)
18:00〜22:00

なお、天候又は航空機の装備問題のような予知し得ない状況が生じた場合には、上記の期間及び場所は変更する可能性があり、所要の訓練が完了するために、22時以降の飛行を必要とする可能性があります。
                                以上

 大和市長の年末年始の飛行自粛要請に関わらず、暮れから正月厚木基地は相変わらず艦載機が激しい訓練を行っている。元旦は静かだったも のの、2日からはうるさく、3日からは酷いもの。4日は相模原市内を縦断する編隊飛行が見られ、厚木基地に見に行った8日もF14やF18が激しく訓練していた。
厚木基地の デモ飛行、廃止へ 在日米海軍ロバート司令官が示唆
 12月28日、大和市の土屋侯保市長が米海軍横須賀基地にロバート ・C・チャプリン司令官を尋ね、年末年始の飛行自粛などを要請したお り、同司令官が、今年(2002年)夏の厚木基地での基地開放日の展 示飛行(デモンストレーションフライト)について、「今後も行わない つもり」と延べ、廃止を示唆した。
 展示飛行(デモンストレーションフライト)については、一昨年まで ひどい騒音や危険な飛行で、小中学校の運動会が台無しに成ったり、期 末試験が妨害されるなど、被害が続出、中止を求める声が高まり、爆同 や第三次厚木基地爆音訴訟団の抗議行動も展開されていた。  何年かに渡って取り組んできたデモフライト中止の運動が実ったわけ で、1月23日に控えた第三次厚木基地爆音訴訟の結審に向けても朗報 と成った。
 写真はデモフライトが中止に成り、展示だけの静かな開放となった2 001年7月28日の様子。
最近の厚木基地最近一段と厚木基地での爆音が激しくなっています。
静かな空は何処へ!この期に及んでNLP通告(以下)
                             平13.9.18
                               防衛施設庁
       空母キティ・ホーク艦載機の着艦訓練について

 在日米軍から、下記のとおり空母キティ・ホーク艦載機の着艦訓練を実施(予定)する旨連絡があったので、お知らせします。

             記

1.硫黄島における着艦訓練
訓練期間:9月20日(木)〜9月26日(水)
12:00〜02:00

2.硫黄島における天候等の事情により所要の訓練が実施できない場合には、次のとおり計画の一部又は全部を実施する。

厚木海軍飛行場、三沢飛行場、横田飛行場及び岩国飛行場
訓練期間:9月20日(木)〜9月26日(水)
18:00〜22:00

なお、天候・機体整備上等の不測の事態が生じた場合は上記期間・場所が変更される可能性があり、所要の訓練が完了しない場合には22時以降も実施する。
                                以上
★★★訓練は日曜日も続く★★★
 9月16日(日)も厚木基地では朝から、米軍艦載機の訓練が行われている。通常、日曜日は訓練はやらないのだが。
 16日全体の飛行記録はまとまり次第、報告するが、午後4時過ぎに、見に行ったが、南からの着陸、北に向かっての離陸で、Aー3がタッチ・アンド・ゴーを繰り返し、合間にF−18などが離陸、訓練空域に向かっていた。  駐機場ではF−14に整備要員が張り付き、せいびちゅうであり、東側の格納庫は開け放たれ、薄暮の中で ライトをつけての整備が行われていた。格納庫の前にはC−3バイキングやE−2ホークアイがたくさんの要員が張り付いて整備されていた 。

写真:離発着は夜に入っても行われている。
◆◆◆小規模ながらデモフライトが実施された
8月2日の8時48分から9時10分にかけて、小規模ながらデモフライトが実 施された。飛行経過は以下の通りである。なお、証拠として時刻は正確ではない がビデオ撮影した中から静止画を2枚掲げる。
8時31分から44分にかけては通常の訓練のように1機または2機編隊で北方 に11機が飛び立ったが、8時48分に不規則なホーネットの4機編隊にトムキ ャット1機が付随した形態の編隊が北行し、西に大きく旋回して南行した。8時 52分にはダイアモンド形のホーネットの4機編隊とトムキャット1機が付随し た編隊がほぼ頭上を通過して北行した。8時56分にもほぼ同様の経路をたどっ て北行した。9時07分には経路はやや西方だったがかなり低空で北行し、大き く東回りをして南下した。9時10分頃に編隊は解体し、9時13分頃には着陸 した模様。 今回の基地開放日には確かにデモフライトは行われなかったが、ダイアモンド形 の編隊飛行は基地開放日のデモフライトに関わるとき以外ではこれまでに行われ たことはないし、今回の飛行経路から見ても明らかにデモフライトを意識したも のと見て間違いはない。米海軍は基地開放日にはデモフライトは行わないとはい ったが、基地開放日以外でもデモフライトは行わないとはいわなかった。まさに言葉のアヤに騙されたのだ。

うるささ 厚木基地最悪−騒音基準に未達成
環境省は21日、全国56の飛行場について地元自治体が99年度に調べた航空機騒音の調査結果を発表した。その中で23飛行場が環境基準に達しておらず、前年度と比べても目立った改善は見られなかった。
 航空機騒音の環境基準は、騒音の程度を示す「うるささ指数」(W値)が住居専用地域は、70以下、住居・商業・工業地域は75以下と定められている。
 米軍の厚木基地はW値が最高91で、全施設の中で最悪だった。(01.06.22朝日新聞抜粋)
空母キティホーク、11日横須賀に入港、艦載機は9日に 厚木基地に飛来
 米空母キティホークが3月2日の出港以来、100日ぶりに事実上の母港横須賀に11日戻ってきた。
 これに伴って艦載機は9日(土)に、次々と編隊で戻って来て、厚木基地 に着陸した。
 午前中は、南側(藤沢方面)からの侵入、午後は北側(相模原側)の侵入でほとんどが4機編隊で来たため、相模原側では特にうるさかった。
 今回の飛び方・爆音は例年になくひどいもので、繰り返して来る4機編隊の 増幅された爆音は土曜日の午後の住民の家庭を容赦なく襲い、爆音のシャワーを降らせた。
 昨年秋の入港時には、いつ艦載機が厚木に降りたのか、静かに静かに飛んできたのが嘘のようだ。昨年の時、やればできる、静かに厚木に飛んでこれる と 評価したので、それを否定する、まるで最近の米軍の譲歩をひっくり返す、 住民の要望など受け入れてはいないぞ、米軍はかって気ままにやるんだ、デモフライトの中止も、NLPの中止も米軍の都合であり,住民は黙っていろといわんばかりの爆音の振りまきかただった。
 抗議・苦情電話を自治体が休みということで、かけなかった人も多いいい と 考えられるが、それでも、9日、相模原市役所に5件、大和市役所には9件の苦情電話がよせられ、メールもよせられている。
 写真は、11日午後撮ったもの。もやで見にくいと思うがは キティホークの艦載機、第5空母航空団が、揃い踏みだ。