<ト ピ ッ ク(3)> |
このページでは、訴訟団・基地問題に関連する事柄を少しづつお伝えしていきたいと 思います。<トピック><トピック2><トピック4>へ |
スーパーホーネット、明日13日厚木基地配備か?! 厚木基地へのFA18Fスーパーホーネットの配備が11月に行われることが外務省から正式に発表されていたが、衆議院選挙も落ち着いた明日13日午後、厚木基地に飛来する、という情報が入った。関連→「抗議行動」 |
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厚木基地へのF18スパーホーネットの配備が11月に行われることが外務省から正式に発表された。 10日日米地位協定室が「貼り出し」を行い、関係自治体に通知した。スーパーホーネットの配備については、今夏以来うわさされ、9月24日にはF14 トムキャットの部隊が本国に帰還、いつ配備されるか注目されていた。 F18スパーホーネットは従来のF18Cより出力も35%アップ、機体も大きいため騒音被害が懸念されている。 厚木基地周辺の住民や自治体に配備反対の声が高まっており、私の所属する相模原市基地返還市民協議会でも8日に米海軍厚木基地司令官と防衛施設庁、外務省に申し入れに行った。防衛施設庁ではこの時(8日の申し入れ時)「まだ米軍からは連絡がない」としていたが、翌日には連絡があった訳で、ひどい情報操作だ。 今回配備されるのはF18スーパーホーネットのF型 13機。総選挙後にでも来るのかと思われる。(選挙前では自民党の批判票になって しまうか!)。 厚木基地周辺では厚木基地爆音防止期成同盟や第三次訴訟団が配備反対の運動を展開しており、2日にも抗議集会と座間防衛施設局への申し入れを行った。 以下に外務省の貼り出し (貼り出し) 厚木飛行場における米海軍飛行隊の交替について 平成15年10月10日 北米局日米地位協定室 1. 9日(木)夕刻、米国側より、去る9月24日に厚木飛行場から離日し、米本国へ帰還した F−14航空機(トムキャット)からなる第154飛行隊の代替として、F/A18−F航空機(スーパーホーネット)からなる第102飛行隊を11月以降厚木飛行場に配備する旨決定したとの通報があった。 米国側によれば、米海軍は耐用年数を迎えているF―14航空機を全世界的に逐次退役させ、最新鋭のスーパーホーネットと交替させている由である。2. わが国政府としては、厚木飛行場における航空機騒音問題が深刻であることを踏まえ、10日(金)の午前、米国側に対し、周辺住民に 出来る限り配慮し、厚木飛行場の騒音規制措置の遵守について改めて申し入れを行った。これに対し、米国側からは、改めて出来る限り周辺住民に配慮すると共に、厚木飛行場の騒音規制措置については引き続き遵守していく旨回答があった。わが国政府としても、引き続き厚木飛行場における騒音の影響をできる限り軽減するため最大限の努力をしていく考えである。(本件貼り出し問い合わせ先:日米安全保障条約課日米地位協定室 内線電話2481番 担当官 木村事務官) |
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横須賀基地米空母キティホーク 廃油5万7000リットル流出 米海軍横須賀基地の8.9号バースに停泊中のキティーホーク(83,960トン)の船底にたまっている廃油5万7000リットルが海に流出していたことが7日、分かった。同艦から廃油専用の「はしけ船」に移す作業をしていた際、油だけをろ過して取り出すポンプが作動せず、水と油が一緒に入ったため、容量を超えて外に流出したという。 油が流出したのは、10月4日午後9時頃。発見は翌5日午前6時半頃で米軍側は同日午後2時には回収し終わったとしている。また、『正確な情報を迅速に流す』ことが日米合同委員会で定められているにもかかわらず、防衛施設局への連絡は5日の午後5時を過ぎていた。さらに防衛施設局も地元への対応が遅れ、横須賀市へ連絡が入ったのは事故発生から3日後の7日だった。また、5日午後2時には回収し終わったはずの油も8日、海面に浮遊しているのを海上保安庁が確認している。 |
←その後の動き・・・ 10月23日神奈川新聞より 横須賀海上保安部は22日までに、原因究明のため基地内に立ち入り、作業にあたった日本業者の「はしけ船」の調査を行った。基地内に入っての調査は異例という。米軍の許可を得た上で、約3時間、廃油専用の「はしけ船」内の装置などを調べた。今後は業者関係者などの話を聞きながら原因究明にあたるという。 |
騒音悪化で苦情殺到 厚木基地周辺 朝日新聞神奈川版 10月に入り、米海軍厚木基地(大和市、綾瀬市)周辺で空母キティホークの艦載機による騒音が激しくなっている。夜間に実施される訓練による、激しい騒音に地元自治体には住民の苦情が殺到している。 大和市基地対策課によると、基地滑走路北1キロ地点での70デシベル以上の騒音測定回数は、9月は1カ月間で2229回だったのに対し、10月は6日が139回、7日が260回、8日が232回と3日間だけで計631回を記録した。 特に午後7時から9時にかけて、米軍機に加えて自衛隊機も飛び、飛行ルート下の地域ではテレビの音が騒音でかき消される状況。家族で過ごす時間帯の騒音が激化している。同市への苦情件数も9月は計59件だったが、今月6日以降は6日が18件、7日が69件、8日が36 件と騒音急増に伴って増えた。 同課は、過去の例ではキティホークの出港が近づいた時期に騒音 激しくなっていることから、出港が近づいているとみている。同課は「米軍には騒音の総量抑制を求める。生活への配慮をして欲しい」と話している。 (10/10) スーパーホーネット13機配備 東京新聞 来月初旬、厚木基地に 在日米海軍司令部(横須賀市)は十日、空母キティホークの艦載機部 隊として、米カリフォルニア州の第一〇二航空隊に所属する最新鋭戦闘攻撃機FA18Fスーパーホーネット十三機を十一月初旬に米海軍厚木基地(大和市、綾瀬市)に配備すると発表した。 老朽化のため米国に撤収した戦闘機F14トムキャットの後継機で、現在、厚木基地に約三十五機配備しているFA18ホーネットの改良型。攻撃力を高め、機体を25%、エンジン出力は約35%アップしている。 松沢成文知事は「騒音問題がいっそう深刻になるのではと危ぐする。騒音問題の解決に向けて、日米両国政府に引き続き粘り強く要請していきたい」とコメントを発表。また第三次厚木爆音訴訟原告団の真屋求団長(77)は「機体が大きくなっている分、騒音がひどくなるおそれがある」と話した。 厚木基地に最新鋭機 神奈川新聞 ◆来月から13機配備 外務省は十日、米海軍厚木基地に十一月から最新鋭の戦闘攻撃機FA18Fスーパーホーネット十三機を配備すると在日米大使館から連絡があったと発表した。 外務省は同日、周辺住民への配慮、夜間飛行自粛などの騒音対策を申し入れ、米側は飛行自粛などについて「誠実に順守することを約束する」と回答した。 厚木基地からは先月、戦闘機F14十一機が米国本土へ撤収。スーパーホーネットへの交代を進めている。 |
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◎厚木基地にスーパーホーネット −FA18F配備か 新鋭機、騒音被害に懸念− 空母キティホークの艦載機で、米海軍厚木基地(同県大和市、綾瀬市など)第154航空隊に所属する戦闘機F14トムキャット11機が8月中旬にも撤収すことが2日、米軍関係者の話で分かった。 米軍は後継候補に最新鋭の戦闘攻撃機FA18Fスーパーホーネットを検討。 FA18Fが配備されれば、基地周辺では新鋭機の高出力ジェットエンジンによる騒音悪化が懸念されそうだ。 F14の老朽化による措置で、FA18Fは、厚木基地に約35機配備されているFA18ホーネットの性能を向上させた改良型。 エンジン出力は約35%アップし、爆弾やミサイルをつり下げる装置を2カ所増設、計11カ所まで攻撃力を高めている。 配備後は、習熟訓練が頻繁に実施される可能性があり、基地監視活動をする市民団体ピースデポの梅林宏道代表は「エンジンが強力になった分、騒音もひどくなるのでは」と話す。(共同通信社)2003年8月2日 |
F14トムキャット戦闘機11機は、9月24日厚木基地を飛び立ち、グアム、ハワイを経由して米本土へ向かった。湾岸戦争やイラク戦争にも参戦したが老朽化のため撤収。後継機として最新鋭の戦闘攻撃機FA18Fスーパーホーネットが配備の予定。 スーパーホーネット部隊、11月1日配備! 同機部隊第102攻撃戦闘中隊(VFA−102)は、11月1日付けで正式配備されることが米海軍の文書で明らかに。(03.10.6しんぶん赤旗より) |
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厚木基地周辺 騒音測定回数が急増(7/16 朝日新聞神奈川版) ---------------------------------------------------------------- 米空母キティホークが横須賀に帰港した5月以降、艦載機による70デシベル以上の騒音を測定した回数が、厚木基地(大和市、綾瀬市)周辺で増えている。騒音苦情を訴える地域も拡大しており、県は今年度、藤沢市南部に新たに騒音測定器を設置した。そんな中、周辺住民が「静かな空」を求めて国を訴えた第3次厚木基地騒音訴訟の控訴審が、東京高裁で17日に始まる。 大和市基地対策課によると、キティホーク帰港10日後から45日間の市内の騒音測定回数は今年が4254回で、昨年の3673回や一昨年の3152回より多い。 苦情件数もこれに比例するように増えた。藤沢市では、帰港日が6月5日だった昨年は6月が71件、7月が123件だったが、5月6日に帰港した今年は6月が239件、7月は14日までに197件に急増している。 相模原市でも、5月の測定回数は4カ所で計1607回だったが、6月は計3283回に倍増。苦情件数も48件から273件に急増した。 騒音被害を訴える地域も拡大傾向だ。東京都町田市では今年、市東部の鶴川地区も苦情を訴えるようになったという。県基地対策課には昨年来、藤沢市南部や茅ケ崎市、鎌倉市、横浜市緑区や川崎市多摩区などから新たに苦情が寄せられた。県は今年度、藤沢市南部に騒音測定器を設置し、実態調査に乗り出した。 ただ、騒音拡大の理由ははっきりしない。厚木基地渉外部は「従来から飛行訓練コースの変更はない。訓練回数を増やす特別な訓練もしていない」としている。 一方、基地の監視を続ける相模原市の金子豊貴男市議は「地上から電波で飛行機を誘導するGCA(グラウンド・コントロール・アプローチ)を使えば、目視より早く10キロ以上離れた所で着陸態勢に入る。苦情を訴える地域の拡大は、GCAによる着陸が増えているためでは」と指摘する。 |
2002年 厚木基地の自衛隊管制記録 米軍機、自衛隊機別
*2002年度の厚木基地の自衛隊管制記録が福島瑞穂参議院議員によって入手された。昨年に引き続いての記録だ。 2002年 厚木基地の騒音 防衛施設庁への抗議電話
2002年 厚木基地の騒音 防衛施設庁への文書による抗議
*以上の資料も、2003年1月に福島瑞穂議員が管制記録といっしょに入手したもの。 |
●●●「大回り」騒音被害拡大●●● 厚木基地艦載機 昨年、訓練コース変更 米海軍厚木基地で行う米空母キティホーク艦載機の通常訓練で、着陸する際の旋回コースを昨年から「大回りに変更していたことが22日までにわかった。米軍側は「基地周辺の騒音軽減と危険防止のため旋回範囲を広げた」と説明するが、横浜、川崎市から相模湾沿岸部まで騒音被害の範囲が拡大。イラク戦争に参加していたキティホークの艦載機部隊が帰還後、訓練は本格化しているが、騒音苦情も広域に及んでいる。 (2003.6.23神奈川新聞トップ記事) |
<沖縄タイムス2003年5月24日 朝刊 27面> 空爆を誇示?41回の印/イラク攻撃機、嘉手納に飛来 米軍嘉手納基地で二十三日午後、イラク攻撃に出撃したFA18ホーネット四機と、F14トムキャット四機が次々と飛来した。八機は、いずれも イラク戦争でペルシャ湾北部を拠点とした米空母キティホーク(八三、九六〇ト ン)の艦載機。 F14には、イラクへの出撃回数を示すマークが機体にしるされ、 中には四十一回のマークをつけた機体も。 関係者によると、イラク戦争に従軍した戦闘機の嘉手納基地への飛来は初めて。 二十五日に同基地を離れる予定。キティホークは今月初め、横須賀基地に入り、 修理を受けている。 |
米原子力空母カールビンソン 横須賀基地を出港−−−5月15日−−− 米海軍横須賀基地に寄港していた米原子力空母カールビンソンが15日午前、同基地を出港した。キティホークが大規模な船体修理を受けるため、カールビンソンは出港後も朝鮮半島情勢をにらみ日本周辺海域にとどまると見られる。 |
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横須賀に米原子力空母カールビンソン寄港−−−5月10日−−− イラク攻撃のためにペルシャ湾へ派遣されていた空母キティホークに代わって極東を偵察していた原子力空母カールビンソンが5月10日横須賀基地に寄港した。乗組員の休養や燃料補給などで数日間停泊する。カールビンソンの艦載機は甲板上に載せたまま沖合に錨泊している。 空母キティホークは2008年に退役が予定されていて「後継は原子力空母」と懸念されている。横須賀基地では原子力空母にも対応可能とされる12号バースの延長工事もすでに始まっている。政府はキティホーク後継に口を閉ざし続けているが着々とその方向で準備が進められているようだ。 |
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▼米空母キティホーク、イラク攻撃を終え5月6日午前、横須賀基地帰還。 キティホークは同基地の4隻の艦船と共に、ペルシャ湾に派遣されていた。同機動部隊からはイラクに向け約70発のトマホークミサイルが撃ち込まれた。 |
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▼艦載機帰還...イラクへの出撃回数2500回を超えた! キティホークの艦載機が5月1日午前11時30分から順次厚木基地に戻ってきた。その数約60機・・・。 爆音が戻ってきた。イラクでの爆撃をみやげに! 何とも辛い状況だ。 まだ沖縄の遙か沖合にいるキティホークから直接戻ったようだ(エアバンドを聞いていたマニアの話による)。 最後のS-3Bは午後4時半頃。 中にはミサイルなど付けている戦闘機もいたが、これは実弾か 知りたいものです。 お昼頃は南側着陸、午後から北側着陸に。 |
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イラク攻撃に参戦するため、ペルシャ湾へ出動していた米空母キティホークが任務を終え、5月6日横須賀港へ帰港する。 空母艦載機は5月1日厚木基地へ飛来する、という。(15.4.28) |
・・・キティーホークにヨコスカ帰還命令 同じ4月14日付けの星条旗紙の見出しが、太平洋版とヨーロッパ版で変わった。時差があり締め切りが早い太平洋版では”may be”だったキティーホークの帰還のニュースが、ヨーロッパ版では、公式発表として”will be”になっていた。 「キティーホークは、ペルシャ湾を出て日本に向かうように命令を受けた」(星条旗紙 03.4.14 European edition)。同紙によれば、巡洋艦カウペンス、駆逐艦ジョンSマケインも一緒に戻ってくるが、ゲアリーとバンデグリフトの2隻のフリゲートは湾岸海域で作戦行動を続けるとのこと。 また、空母の乗組員はヨコスカへ帰る途中に、どこかの港によることを望んでいる。しかし、空母戦闘群司令官は、どこにも寄らずにヨコスカに直行する可能性が大きい、と言っている。数ヶ月のドック入りがキティーホークに必用だ、とのことだ。(以上、星条旗新聞) ドック入りを控えた空母でも、通常の任務航海なら香港かシンガポールあたりに寄るはずだ。空母を湾岸に大量動員したために、空母のローテーションを元に戻すのにはなるべく早く帰港させたほうがいい、という判断もあろう。ただ、それだけではなかろう。今沖縄近海にいるカールビンソンは、フォールイーグル演習の後で、香港に寄港する予定をキャンセルした。米海軍は香港とシンガポールへの海軍艦船の入港を禁止した(SUN,03.4.13)。キティーホークも寄港ができなくなったので、ドック入りを表向きの理由にまっすぐ帰る可能性を強調しているのだろう。 キティーホークの代打で極東にやってきたカールビンソンは、この2週間ほど沖縄の東海上にいる模様だ。上記のSUNの記事では、今後グアムに向かい、タンデム・スラスト演習に参加する、とある。 3週間ほどでキティーホークがヨコスカに戻ってくるまでは、カールビンソンもグアムに入港したりしながら、この海域から離れないのだろう。 (RIMPEACE編集部) -------------------------------------------------------------------------------- '2003-4-14| |
●空母カールビンソン その後の動き・・・ 空母キティホークに代わって極東を偵察中の原子力空母カールビンソンはグアム島で4日間休養したのち、行き先不明ですが3月2日に ガム島を出港しました。カールビンソンの艦載機はキティホークとほぼ同じ 機種を一通り積んでいるようです。搭載機数は戦闘機と支援機で約75機。 母港はワシントン州ブレマートンです。 一方、空母キティホークは3月1日ペルシャ湾に到着したようです。 |
●●●米軍厚木基地で不審な郵便物見つかる 在日米海軍司令部によると、米海軍厚木基地(神奈川県大和市、綾瀬 市)内で19日朝、不審な郵便物が見つかった。郵便物に触った職員が 体調不良を訴えているという情報もある。基地内の消防部隊などが調べている。 在日米海軍司令部報道部によると、この郵便物が見つかったのは航空団の格納庫の一つ。報道部は郵便物の数や中身などについては明らかにしていない。米海軍横須賀基地からも調査員を派遣して調べているとい う。(朝日新聞 02/2/19 夕刊) |
●●●空母カールビンソン、日本とハワイの間に 空母カールビンソンの艦載機FA18が、2月19日に墜落した、とナイランダー在日米海軍広報官が発表した(AP通信など) このFA18は第147戦闘攻撃飛行隊所属で、通常の訓練中に、空母から45マイル離れた海中に墜落したとのこと。ナイランダー広報官 は、空母カールビンソンの位置は明かさず、ただハワイと日本の間だと 述べた。 カールビンソンは2月初めまでハワイ・パールハーバーに短期間入港していた。パールハーバー出港後もハワイの近海に居たが、2月8日ころ にキティーホークのあとを埋めるために、西への移動を命じられた。フ ルスピードで来れば、もう東シナ海に居てもおかしくないのだが、海軍 の発表によれば、日本とハワイの間にいるということだ。まだ、空母が 日本海に進出して、いざとなれば空母から直接北朝鮮を攻撃する態勢に はいるような状況ではない、ということだろうか。(RIMPEACE 編集部) |
●●●空母キティホーク イラク海域へ出動命令 キティ、イラク海域へ出発 ◆横須賀で強まる緊張と反発 米軍のイラク攻撃の準備が着々と進む中、米海軍横須賀基地を事実上の母港とする米空母キティホークに対するイラク周辺海域への出動命令は、基地県・神奈川が世界紛争と背中合わせにある「危うさ」をあらためて浮き彫りにした。"攻撃前夜"の緊張の一方で、朝鮮半島情勢を意識した原子力空母カール・ビンソンの日本近海派遣は「原子力空母の横須賀母港化の布石」という懸念も広がり、横須賀の市民団体は反発を強めている。 軍事リポーターの石川厳さんは、イラクと北朝鮮の両方をにらんだ米軍の"両面作戦"と指摘する。「北朝鮮にプレッシャーを掛けるには通常型空母よりも原子力空母の方が効果的」とカール・ビンソン極東派遣の意味を強調。「日本への原子力空母の『地ならし』の狙いもある。米軍としては北朝鮮への警戒と日本への原子力空母のお披露目の一石二鳥となる派遣だ」と指摘する。 キティホークは米中枢同時テロに伴うアフガン攻撃でも、インド洋上で地上戦に向かう特殊部隊のヘリコプターの出撃拠点となった。テロ対策特措法に基づく対米支援では、イージス護衛艦「きりしま」など海自横須賀基地所属の艦船四隻がインド洋に派遣されている。横須賀はまさに、世界紛争の"前線基地"として米軍の存在感を増しつつある。 「原子力空母の横須賀母港問題を考える市民の会」の共同代表で弁護士の呉東正彦さんは「極東の紛争時に日本を守るために駐留している米軍が、インド洋に行くことは日米安保条約の枠を超えている」と反発。カール・ビンソンの日本近海派遣も「原子力空母母港化に向けた動きで絶対に許されない」としている。 非核市民宣言運動・ヨコスカの新倉裕史さんは「横須賀にとっては(戦争と原子力空母母港化の)二重の苦しみだ」と危機感を強める。「米海軍12号バースの工事了承が、米にとって原子力空母受け入れのサインとなっていることを自覚すべきだ」と地元自治体としての横須賀市の姿勢をも強く批判した。 ◆空母、一時「空白」に 【ワシントン7日共同】米国防総省筋は七日、米海軍横須賀基地を事実上の母港とする空母キティホークの機動部隊に対し、イラク周辺海域への出動命令が下され、同部隊が既に同海域へ向かっていることを明らかにした。 対イラク攻撃を想定した空母増派の一環で、キティホークの到着は今月下旬になる見通しだ。今月末までにイラク周辺の米空母は少なくとも五隻態勢となる。 同筋によると、北朝鮮を抑止する狙いから、キティホークに代わり、ハワイから原子力空母カール・ビンソンが近く日本近海へ派遣される。ただ、同空母が到着するまでに約二週間かかる見込み。日本近海で一時的に空母不在の「空白」期間が生じることになり、「北朝鮮に誤った政治的なメッセージを送る」との懸念が日本側から出る可能性もある。 同筋によると、キティホークは南西諸島沖合の太平洋上で訓練していたが、この海域からペルシャ湾周辺へ向かった。 イラクを射程圏内とする米空母は現在、ペルシャ湾にコンステレーション、エーブラハム・リンカーン、地中海東部にハリー・トルーマンの計三隻が展開中。さらに、セオドア・ルーズベルトが二月末に地中海に入る予定で、キティホークと合わせ五隻態勢となる。(神奈川新聞2003.2.9トップ) -------------------------------------------------------------------------------- |
−厚木基地の艦載機を載せた空母キティホーク、いよいよイラク攻撃か− AP通信が複数の米政府当局者の話として伝えたところでは、米軍横須賀基地を拠点とする第7艦隊の空母キティホークとサンディエゴを母港とするニミッツの2隻に近く出動命令が出る。北朝鮮情勢の緊迫化のため、東アジアの警戒には、ニミッツの後、カールビンソンが当たるという。(朝日新聞社) |
垂直尾翼のシンボルマークが消える海上自衛隊のP3C哨戒機 東京新聞夕刊−2002年11月28日− 消える海自の「象徴」 ファン・乗員しんみり 「あれっ、ペガサスやオリオンは?」。海上自衛隊のP3C哨戒機 の垂直尾翼に描かれていたシンボルマークが消え、航空機ファンをがっかりさせ ている。白と灰色に塗り分けた民航機カラーの機体は将来、灰色一色になる可能性もある。 P3Cは青森・八戸、神奈川・厚木、鹿児島・鹿屋、那覇の各基地 に配備され、それぞれの基地に二個ずつある航空隊ごとにマークが決まっていた。 例えば、第二航空隊(八戸)は神話ポセイドンのやり、第三航空隊 (厚木)は赤富士、第五航空隊(那覇)は星座のペガサスが垂直尾翼に描かれ、 部隊のシンボルだった。 ところが、航空集団司令部が「絵は不要」と指示したことから、 マークが消えることに。海上幕僚監部では「絵を描く間の数日間、機体が使えず稼 働率が悪くなるし、塗装には費用もかかる」と説明、約八十機あるすべての機体 から近くマークがなくなるという。 さらにテストケースとして十二月以降、厚木基地の三機を白と灰色 に塗り分けたツートンカラーから灰色一色に塗り替え、日の丸や「海上自衛隊」 の文字も小さくして飛行中、相手に発見されにくい「ロービジ塗装」に変える。 これは米海軍のP3Cと同じ塗装で、軍用機らしい外観になる。乗 員や管制官の評判がよければ、すべてのP3Cをロービジ塗装にするという。乗 員の一人は「海自の象徴が消えるようで寂しいね」としんみり。 |
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厚木基地・離着陸回数発表 密集地で年57000回 激しい騒音浮き彫り・・・ (神奈川新聞9月17日掲載) 政府は16日までに、厚木基地飛行場(大和、綾瀬市)の管制実績を公表し、1999〜2001年の航空機の離着陸回数を明らかにした。米軍と自衛隊機の離着陸は年約57000回に上り、周辺住民が激しい騒音にさらされている実態があらためて浮き彫りになった。管制実績は、社民党の福島瑞穂氏(参院全国比例)の質問主意書に答えて公表された。ヘリコプターや小型機を含む全機種が記録対象で、タッチアンドゴーやNLP(夜間離着陸訓練)による設置はカウントしていない。機種ごとの離着陸回数は伏せられた。記録によると、厚木飛行場における3年間の総離着陸回数は172,460回。内訳は米軍機が86,785回、自衛隊機が85,675回。年平均は57,486回(米軍機28,928回、自衛隊機28,958回)となっている。年別では、1999年が55,938回(米軍機26,504回、自衛隊機29,434回)。2000年は58,485回(米軍機31,383、自衛隊機27,102回)。01年が58,037回(米軍機28,898回、自衛隊機29,139かい)だった。月平均の離着陸回数は4,791回(米軍機2,411回、自衛隊機2,380回)で、最も多かったのは、2000年2月の6,281回。最少は、同年11月の3,519回だった。1日平均は約160回。最多は米中枢同時テロ直後の昨年9月17日で、451回を数えた。 |