訴訟団ニュース

ここでは訴訟団の実際の行動や取り組みをお伝えしていきます。
みなさんに少しでも関心を持っていただけたらと思っています。

第三次厚木爆音訴訟判決確定!
2006年7月13日に第三次訴訟の高裁判決が出されました(参考:下、判決)。その後緊急役員会を開催、「一審横浜地裁判決を承継し、厚木基地の爆音は違法とした判断を示し、過去5回にわたって司法が示した「違法状態にある爆音」を放置してきた政府の責任を明確に示したものである」ことを確認し、本判決を積極的に受け止め原告側からは「最高裁へ上告はしない」の態度を決定し、弁護団の了解を求めていました。7月21日に、役員10名と弁護団で防衛施設庁へ出向き、「この判決を踏まえ、一日も早い厚木基地周辺の爆音被害の解消」を国側に強く求めました。(→写真)
7月26日、「国は最高裁へ上告しない」と発表し、判決は確定することになりました。

原告の皆さんのこれまでのご協力に敬意を表すると共に、もうしばらく日時がかかると思いますが、最後までお互いに頑張りましょう。

2006年7月21日防衛施設庁に要請
 
三次訴訟 控訴審 判決 13東京高裁101号法廷
横浜地裁判決同様
75W値地域の被害を認め

総額40億4076万1653円の損害賠償の支払いを国へ命令
平成9年12月8日に横浜地裁に提訴して8年7ヶ月・・・2006年7月13日に東京高裁判決が言い渡されました。
横浜地裁判決とほぼ同じ内容で、75W値地域の被害を認め、また、危険接近論は排除、防音工事減額率も2室以降は5%と(4室〜5室は30%)とするものでした。しかし、控訴していた75W値準工業地域に居住している11名については、横浜地裁判決同様、棄却。また、東京高裁結審から1年間の将来請求についても、不適法として却下しました。
バス6台で東京高裁へ・・・総勢295名の参加 「厚木爆音 住民勝訴」の垂れ幕に歓声が・・・

参加を!■
1997年12月8日に横浜地裁へ提訴して以来、8年7ヶ月に渡り闘ってきた第三次厚木爆音訴訟の控訴審判決が7月13日に東京高裁で出されます。。
一審判決(横浜地裁)は、爆音の違法性と国に27億4600万円の支払いを命ずる画期的な内容でしたが、
7月13日の東京高裁では、それを上回る判決を勝ち取り、
厚木基地をはじめ、各地の爆音被害解消に弾みをつけたいと思います。
 なお、訴訟団は判決日を前に市民宣伝行動や市民集会を行い、裁判勝利の熱い思いを世論に大きくアッピールします。
原告の皆さんの積極的な参加をお願いします。
 
 ▼判決公判に参加を!▼

当日はバス6台を仕立て、300名で東京高裁に向かいます。バスは地区別に小田急線大和駅・南林間駅東口、綾瀬市役所、相鉄線さがみ野駅に配置予定です。
参加を希望される方は事務所にお問い合わせ下さい。期限6月30日(金)まで。
原告の皆さんの、積極的な参加をお待ちしています。
※なお、裁判傍聴は制限がありますので抽選になります、ご承知下さい
.

■第三次厚木爆音訴訟の道のり■
1997(H 9).12.8 
1998(H10).2.23 
4.27 

2002(H14).1.23 
    10.16
 

 10.29
       2005(H17).7.26 
2006(H18).7.13 
横浜地裁へ提訴
追加提訴
追加提訴
(最終原告数5047名)
一審(横浜地裁)結審
一審(横浜地裁)判決
(75W値地域の被害を認め、27億4600万円の賠償を容認)
国は判決を不服として東京高裁に控訴

控訴審(東京高裁)結審
控訴審(東京高裁)判決


<7月13日の行動予定>

   12:45  東京高裁前集合
   12:50  東京高裁前で集会
   13:15  101号法廷入廷 (入廷者は抽選)
   13:30  開廷 (公判は30分程度で終わる予定)
   14:00  弁護士が判決結果を垂れ幕で速報
         原告団はバスで社会文化会館に移動
         弁護団は判決文の分析会議          
   14:30  弁護団によるマスコミ発表
   15:00  原告団総括集会(社会文化会館)
   16:30  終了予定(バスにて集合場所へ)

   [原告団総括集会]では
   弁護団より、 
  @判決の内容と評価についての見解発表
  A裁判確定(2週間)までの行動などを提起します

米艦載機が深夜飛行 耐えがたい苦痛 厚木基地周辺で5月下旬
厚木基地周辺上空で深夜、米軍ジェット機の飛行があちこちで確認された。
本来NLP期間(5月16日〜25日)中、米ジェット機は硫黄島で訓練しているはずだが、NLP前(勿論)も、期間中も期間後も昼間はもちろん、夜7時〜10時頃まで連日米ジェット機の飛行が目立った。
また、5月29・30日は大和市で午後10時から翌午前零時過ぎまで、藤沢市、相模原市でも午後10時半頃から午後11時半頃まで飛行するという、周辺住民は耐えがたい苦痛を強いられた。日米合同委員会で承認された「厚木飛行場周辺の航空機の騒音軽減措置」では、米軍の運用上必要な場合と緊急の場合を除き、午後10時〜翌午前6時までの飛行は禁止されている。本当に運用上必要な飛行なのか?
〔 4月20日の記録 (滑走路北側1.2q地点・爆同事務所)〕
▼12:30〜13:00の30分間で37回!

100dB以上 19回 うち110dB以上8回
90dB以上 13回 上空通過など
その他 5回 いずれも88dB以上
▼悪天候でも激しい爆音が!厚木基地周辺
 南からの強風が吹き、激しい雨も降る大荒れの天気となった20日、雨風が止んだとたんに艦載機が爆音をまき散らしながら、厚木基地に戻ってきた。
 事務所で記録・測定したところ、昼の12時20分から12時50分の30分間に33回の爆音!
最高音115.4dBをはじめ
・110dB以上は12回、
・100dB以上109dBが10回、
・それ以外は基地上空を通過する(旋回してから着陸)88.3dB〜99dB11回
だった。
爆音はそれだけでなく、午前10時半頃と午後2時頃に南へ離陸するジェット機の残音が風に乗りよ〜く聞こえた。
そして午後3時40分から訓練を終えた艦載機が編隊で飛んできてはそれぞれに旋回し次々と着陸。
さらに自衛隊機や空中給油機の姿も・・・。
ほんとに本当にうるさい!
第9回定期代議員総会◆開催−−−2006.2.12
2/12(日)、大和市勤労福祉会館において、第9回定期代議員総会が開催されました。地域原告代議員91名をはじめ、来賓、弁護団、役員、傍聴原告と、計137名の参加を得ました。大和市から基地対策課長、平和運動センター、相鉄労働組合などの来賓挨拶のあと、議事が進められ、昨年度の活動報告(裁判の状況や新横田訴訟判決の内容と評価など)・会計決算報告など、多岐に渡って報告されました。今年度の活動方針では、判決に臨む基本目標や判決日の対応、爆音反対・平和運動への取り組み等が提案されました。活動報告・会計報告・予算案・活動方針は満場一致で可決されました。また、総会後に行われた「原告交流会」にも約90名が引き続き参加し、弁護士と原告の交流も深められ大成功で終了いたしました。参加された皆さん、ありがとうございました。なお、当日の総会では、綾瀬、海老名、座間、相模原、の各自治体首長と福島瑞穂参議院議員からメッセージ・激電をいただきました。

▼連日激しい爆音が続いています!厚木基地周辺

2006年2月14日(火)午前10時47分
 スーパーホーネット戦闘攻撃機
 滑走路北1.5`地点測定 107.9dB
 新聞・テレビなどでは報道されませんが、NLP以外にも連日、昼夜を問わず艦載機・自衛隊機が爆音をまき散らしながら訓練を繰り返しています。現在米空母キティホークは横須賀基地に入港中で、空母艦載機は厚木基地から主に大島沖にある訓練空域で訓練し厚木基地に戻ってきます。しかもただ戻るのではなく、タッチアンドゴーを繰り返し行った後、着陸しているようです。1月末から本格的に厚木基地周辺は爆音にさらされています。2月3日(金)事務所で測定したところ、艦載機ではホーネット、スーパーホーネットの戦闘攻撃機や電子戦機が、その合間をぬって自衛隊機が数分おきに飛来。最高音は14時32分のEA6B電子戦機の2機編隊で119.8dB、うるささに加え、恐怖を与えるような胃の底まで響くものすごい爆音でした。この日は午前11時までが南着陸(北離陸)、11時から午後2時50分までが北着陸(南離陸)、2時50分から南着陸(北離陸)だったので、滑走路北1.5qの事務所は1日中うるさいものでした。

激しい爆音、被害増加
 空母キティホークが8月20日に横須賀港へ入港して以来、連日激しい爆音が続いています。このことは新聞でも報道されており、被害は深刻です。9月に入ってから訴訟団の事務所でもベランダで騒音測定し、飛行記録表をつけています。9月21日には厚木爆同、三次訴訟団合同で横浜防衛施設局へ抗議・要請行動をしました。
一部を紹介します。

 
大和市上草柳8丁目の事務所ベランダ(滑走路北側約1.5q地点)にて測定
 ▼2005年9月13日(火) ・午前11時〜午後4時  ・天気(曇り→晴)  ・向き→南(着陸)
時間 機種 測定値(dB) 時間 機種 測定値(dB) 時間 機種 測定値(dB) 時間 機種 測定値(dB) 時間 機種 測定値(dB)
11:07 EA6B 1 / 11:15 18 1 89.9 13:55 P3C 1 90.1 15:31 US1A 1 83.0
12 EA6B 1 100.4 12:46 E2C 1 / 13:25 18C 2 88.8 59 P3C 1 90.5 32 18C 1 94.2
47 18F 1 93.5 47 18C 2 87.1 27 E2C 1 / 14:03 P3C 1 87.2 35 UC12F 1 81.7
48 18F 1 95.3 49 18C 2 92.0 27 18C 1 91.2 07 UC12F 1 83.5 36 18C 1 97.9
51 18F 2 95.7 49 C2A 1 77.1 27 18C 1 110.8 10 P3C 1 85.0 40 EA6B 1 101.5
52 18F 1 / 49 18C 1 105.0 33 18C 2 88.0 11 UC12F 1 77.8 43 P3C 1 87.1
54 18F 1 106.0 50 18C 1 100.7 34 18C 1 100.2 15 P3C 1 92.2 49 EA6B 1 100.3
57 18F 1 100.8 50 E2C 1 87.5 35 18C 2 93.2 35 ヘリ 1 68.8 51 18 1 83.8
10 18F 1 / 52 18C 1 96.1 35 18C 1 99.3 37 C2A 1 81.8 54 18 1 109.2
12 18F 3 97.3 52 18C 1 93.5 36 18C 1 100.4 40 C2A 1 90.4 56 / 1 86.8
13 18F 1 91.7 53 E2C 1 / 37 18C 1 102.7 15:05 P3C 1 89.3 58 EA6B 1 100.9
13 18F 1 103.2 55 E2C 1 / 37 ヘリ 1 79.6 08 P3C 1 92.6
14 18F 1 108.0 58 ヘリ 1 89.9 41 ヘリ 1 81.5 20 LC90 1 82.4
14 18F 1 104.6 13:06 P3C 1 86.9 48 EA6B 1 103.1 21 ヘリ 1 75.7
14 18F 1 106.0 14 ヘリ 1 86.0 51 EA6B 1 96.2 30 18C 1 90.2

約1分間隔に見えるが爆音は一瞬で通り過ぎるわけではないので、
測定した約40分間は爆音が響き渡っていた。
■艦載機、通常訓練を開始(8月29日〜) うるさいっ!

 空母キティホークは5月に出港して約3ヶ月の航海を経て、8月20日に横須賀港へ入港しました。空母艦載機も合わせて厚木基地に飛来、艦載機の整備やパイロットの休暇が終わった今日29日から通常訓練が始まった。
午前10時頃からF/A18FスーパーホーネットやF/A18Cホーネットが次々離陸。約1時間半後に厚木基地に飛来、タッチアンドゴーをしながら着陸した。その合間をぬって自衛隊機P-3Cや米軍、自衛隊のヘリコプターがタッチアンドゴーを繰り返していた。
8月29日、左記に更新してからも連日激しい爆音にさらされている。
8月30日(火)や31日(水)もホーネットやスーパーホーネトが順番に海域で訓練してはタッチアンドゴーをしながら着陸する。特に昼食時間に次々飛来・・・
30日は夜7時半から8時半頃まで、訓練を繰り返していた。夕飯の楽しいひとときや食後の家族団らんが一気に破壊された。

8月31日、9月1日事務所にて騒音測定
最近の爆音に抗議!9月2日、緊急ですが座間防衛施設事務所へデータをもって抗議。→抗議行動」へ
8月29日昼12時5分 F/A18Cホーネット  113.1dB

7月26日結審しました公判の概略はこちら)
原告195名、支援団体から48名、弁護団19名(横田基地からの応援弁護団含む)と大勢の方が参加しました。傍聴は入れ替え制で行われましたが、それでも約120名の原告しか傍聴できず、終了後に行われた報告集会で法廷の様子を報告しました。台風7号の接近・上陸でどうなることかと思いましたが予定通りの参加が得られ大きな混乱もなく無事終了することが出来ました。参加された皆さん、ありがとうございました。

4台のバスを仕立て原告200名が裁判所へ

法廷後に行われた「結審報告集会」

報告集会には支援団体含め260名が参加
いよいよ結審です!7月26日
第三次厚木爆音訴訟の控訴審結審の日がいよいよ近づいてきました。7月26日14時から東京高等裁判所101号法廷で開かれます。当日はバス4台を仕立て原告200名の傍聴体制で臨みます。また、神奈川平和運動センターを通じて支援団体から50名の方々も参加してくれます。
7年余りにわたって闘ってきた裁判の総仕上げの法廷です。ぜひ有終の美を飾りたいと思います。
◎結審当日の行動日程
■法廷では・・・午後2時〜3時(途中5分間休憩=傍聴者入れ替え)、101号法廷
  1. 各基地訴訟弁護団の応援弁論
  2. 原告による意見陳述(2名)
  3. 弁護団による最終弁論
■法廷後は・・・報告集会−社会文化会館(原告はバスで社会文化会館へ移動)
  1. 弁護士による裁判の総括的な報告
  2. 判決までの見通し
  3. 判決までの運動
  4. その他
終了は午後5時ごろを予定しています。
なお、おかげさまでバスは満席となりました。一部電車で行かれる方も出るほどです。ありがとうございます。
爆音解消に向けて、最後まで頑張りましょう。
★★★うるさいっ!ガマンできない!
2005年4月28日(木)昼のひととき、通常訓練から戻ってきた艦載機を測定した。
 
大和市上草柳8丁目の事務所ベランダ(滑走路北側約1.5q地点)にて測定
約1分間隔に見えるが爆音は一瞬で通り過ぎるわけではないので、
測定した約40分間は爆音が響き渡っていた。
次々にやってくる爆音の測定に追われ、写真撮影が出来なかったのが残念。
NLPは5月11日〜硫黄島で、5月18日〜厚木基地で行われるようだ。

GW中の5月4日撮影
◆最終陳述書の作成作業が始まりました◆
現在高等裁判所で係争中の第三次厚木爆音訴訟の裁判は、いよいよ本年(2005年)7月26日に結審を迎えます。弁護団は最終準備書面の作成に取りかかっていますが、原告団としても日々変化している爆音被害の状況を最後まで適切に訴えるため、原告を代表して約70名が最終陳述書を作成する事になりました。このことは2月に開催された第8回定期代議員総会でも提案され、決定しています。
 お花見日よりの4月9日、大和市生涯学習センターにて陳述書作成説明会が行われました。「最近の爆音被害についての意見交換」では原告それぞれが秘めている思いを出し合い、活発な意見交換の場となりました。次回は弁護団との面談・意見交換が予定されています。原告で、陳述書作成に参加希望の方は事務所までご連絡下さい。

急な呼びかけにもかかわらず、60名が参加。
4月23日、林間学習センターにて、「弁護団・原告 陳述書意見交換会」が行われました。
弁護団から4名の弁護士が来て陳述書提出代表原告があらかじめ提出しておいた陳述書の審理を行い、午後2時から意見交換会が行われました。60名が参加しました。前回に続き活発な意見が多く出され、内容の濃い意見交換会となりました。原告の熱意が改めて弁護団に伝わったと思います。
◆東京高裁 第4回公判 報告集会◆ 2005年3月3日(木)

 公判の内容については「裁判」のページをご覧下さい。
 閉廷後に行われた「報告集会」では、先ず法廷で大活躍した3名の原告・証人を紹介、それぞれあいさつ。3名の皆さん、無事大役を果たし晴れ晴れとした表情でした。お疲れ様でした。続いて原告団長のあいさつのあと、岡部弁護団事務局長が第4回公判の概略を、傍聴していた87人の原告に詳しく報告。次に本人尋問を担当したそれぞれの弁護士があいさつ、落ち着いて適切な証言だったと評価。出廷していた弁護士も一言ずつあいさつ。労組代表で傍聴に来てくれた平和センターの事務局長が最後までともに頑張ろうと激励。そして中野弁護団長代行が今後(結審)について説明。原告団事務局長が結審まで、と結審後の具体的行動について提案、協力を呼びかけました。参加された原告の皆さん、長時間お疲れ様でした。詳細は今後の訴訟団ニュースで報告の予定です。
◆結審日〔7月26日〕決まる!◆
2月16日に東京高裁にて進行協議が行われ、結審日が7月26日に決定しました。
次回3月3日の第4回公判では3名の原告本人尋問が行われます。原告の皆さんの多数の参加をお願いします。
 ◆第8回定期代議員総会◆開催
 2005.2.13(日)、大和市生涯学習センター「大会議室」に於いて、第8回定期代議員総会が開催されました。原告代議員73名をはじめ、来賓、弁護団、役員、傍聴者と、計112名の参加を得ました。平和運動センター、労組、厚木爆同などの来賓挨拶のあと、議事が進められ、昨年度の活動報告・会計報告など、多岐に渡って報告されました。今年度の活動方針では、控訴審の結審間近に向けて3月3日の原告本人尋問法廷への傍聴、最終陳述書の取り組みを始め、爆音反対・平和運動への取り組みでは当面するキャンプ座間への米陸軍第1軍団移駐反対運動が提案されました。活動報告・会計報告・予算案・活動方針は満場一致で可決されました。また、総会後に行われた「原告交流会」にも約80名が引き続き参加し、弁護士と原告の交流も深められ大成功で終了いたしました。参加された皆さん、ありがとうございました。なお、当日の総会では、大和、綾瀬、海老名、座間の各首長から祝電をいただきました。
 ◆東京高裁 第3回公判 報告集会◆ 2004年12月9日(木)

 公判の内容については「裁判」のページをご覧下さい。
 閉廷後に行われた「報告集会」では、先ず岡部弁護団事務局長が第3回公判の概略を傍聴していた50人の原告に詳しく報告。次に中野弁護団長代行が今後について説明。佐賀弁護士が前日の新横田訴訟結審の様子を報告しました。
また、参加していた原告から質問や活発な意見が出され、目処がついてきた三次訴訟の、弁護団と原告のもう一がんばりを確認し合い、報告集会は終了しました。


当日は午前9時に小田急線相模大野駅ホームに集合予定で集まり始めたところに、踏切事故=小田急線柿生駅脇の踏切で起きた電車と乗用車の衝突事故=の速報がホームアナウンスで流れ、急遽東急線に振り替え、開廷5分前に到着するというハラハラドキドキの行程でした。満員電車の中、参加された原告の皆さん、お疲れ様でした。
 裁判所の現場検証が行われます  2004年9月3日(金)

 
高裁の裁判長に現地で実際の爆音を聞いてもらおうと、原告側が東京高裁に申請していた現場検証が9月3日午後、行われます。
 残念ながら空母キティホークが横須賀基地を出港中で、うるさい艦載機は厚木基地に殆ど飛来せず、静かな中での検証になりそうです
 しかし、裁判所に基地周辺の住宅密集地を見てもらう機会になるので、原告の皆さん、みどりの広場に集合してください。

  ◆◆爆音監視・ビデオ撮り行動  7月13日(火)・14日(水)・16日(金)
 訴訟団はNLP通告日のうち、7月13・14日と16日の3日間、爆音監視・ビデオ撮り行動を行いました。
事務所のベランダに待機し(汗びっしょり暑くて熱中症寸前でした)、午前10時から午後7時半までの間、米軍機・自衛隊機をビデオに撮り、記録紙には時間と機種、騒音計の測定最大値を記入しました。
7月13日は153回、14日は145回を記録しました。詳しいデータはこちらから〜
★★★毎日うるさいっ!ガマンできない!
6月14日(月)の一部を記録(事務局)。紹介します。
午後2時23分
F/A18Fスーパーホーネット
爆音に重さが加わり事務所中、振動が・・・
  111.4dB
監視ばかりはしていられないが、あまりにもうるさいので少し記録してみました。
記録は10:57の4機編隊に始まる。その後分散したF/A18Fスーパーホーネットが5回に分けて着陸(11:00)。
(裁判の準備作業に追われこの間記録は中断)
14:23スーパーホーネット111.4dB
14:24スーパーホーネット104.6dB
14:24スーパーホーネット106.6dB
14:24スーパーホーネット2機編隊
14:28スーパーホーネット104.6dB
記録はしないものの、F/A18CホーネットやE2Cホークアイ、自衛隊機が着陸していく。
◆第7回定期代議員総会◆開催
2004.2.8(日)、大和市林間学習センターにおいて、第7回定期代議員総会が開催されました。地域原告代議員65名をはじめ、来賓、弁護団、役員、傍聴原告と、計108名の参加を得ました。大和市から基地対策課長、厚木爆同、県央共闘、平和運動センターなどの来賓挨拶のあと、議事が進められ、昨年度の活動報告(裁判の進行状況や昨年11月に配備されたスーパーホーネットの配備反対運動など)・会計決算報告など、多岐に渡って報告されました。今年度の活動方針では、控訴審の課題や爆音反対・平和運動への取り組み等が提案されました。活動報告・会計報告・予算案・活動方針は満場一致で可決されました。また、総会後に行われた「原告交流会」にも約80名が引き続き参加し、弁護士と原告の交流も深められ大成功で終了いたしました。参加された皆さん、ありがとうございました。なお、当日の総会では、綾瀬、海老名、座間、相模原、の各自治体首長と福島瑞穂参議院議員から祝電をいただきました。代表して大和・綾瀬市長からのメッセージを掲載します。
 
−−−大和市長からのメッセージ−−−

 「第三次厚木爆音訴訟団第7回定期代議員総会」のご盛会をお喜び申し上げます。長期にわたる裁判の中で皆様が重ねてこられました大変なご苦労に対し、心より敬意を表するものでございます。あの画期的ともいえる横浜地裁判決から早くも1年あまりが経過いたしました。この間も皆様には安息の日は訪れず、いままた控訴審にお力を注がれご多忙な日々と承知いたしております。本市では基地問題の解消を目指して市民の皆様のご協力をいただき積極的な取り組みを行ってまいりました。おりしも当面の最重要課題と位置付けておりますNLPが硫黄島で行われています。昨年10月のNLPが厚木基地では全く実施されなかったことから、これまで強く求めてまいりました硫黄島での全面実施に向けて、今回の成り行きには特に注目をいたしているところであります。引き続き緊張する国際情勢はこの先厚木基地にも大きな影響を及ぼす可能性があります。併せて2008年と言われる空母交代の時も刻々と近づいてまいります。このように予断を許さない情勢の中で、内外の動静に注意し、的確に対応していくよう一層努めてまいる所存でありますので引き続きよろしくご協力をお願い申し上げます。皆様におかれましては控訴審での速やかな、そして目指すかたちでの解決が見られますようご祈念いたしますとともに、ますますのご活躍、ご健勝をお祈り申し上げます。
 平成16年2月8日 大和市長 土屋 侯保


−−−綾瀬市長からのメッセージ−−−
   第三次厚木爆音訴訟団、第7回定期代議員総会の開催にあたり、厚木基地周辺の航空機騒音問題に真正面から取り組んでおられます訴訟団皆様の御労苦に心より敬意を表します。このような皆様の運動は、航空機騒音の解消を求める住民ひとりひとりの切なる願いの表れと深く認識しております。さて、昨年末より、新機種F/A18Fスーパーホーネットの配備による騒音の増加が懸念される中、去る1月26日、国より厚木基地において2月10日から13日までの4日間、NLPを実施する旨の通告を受け、中止要請を行うとともに、NLP直前の集中的訓練についても厚木基地において実施しないよう、米軍に対し強く求めたところであります。 綾瀬市では、今後も騒音被害の解消を求め、市議会、周辺各市及び神奈川県等との連携のもと、国や米軍に粘り強く働きかけてまいります。  総会の御盛会と訴訟団皆様のご健勝を心からお祈りいたします。
 平成16年2月8日 綾瀬市長 見上 和由

爆音をなくそう地域市民集会・県民集会にご参加を!
厚木基地の爆音は、連日とどまるところを知らぬ激しさです。イラクへの爆撃は終わった筈なのに、いま何故こんなに激しい練習を続けるのか、アメリカはまた次の標的にむけて戦争の準備をしているのか、そんな疑いを抱かせる状況です。
 特に最近の飛び方は、編隊で・低空で・爆音も従来よりうるさく人権無視の横暴極まりない飛び方です。第三次訴訟団はこの実態をビデオと記録に残し、証拠書類として裁判所に提出します。同時に爆音抗議の市民集会を下記により行います。是非この集会にご参加下さい。
日 時 : 10月2日(木)
「爆音をなくそう地域市民集会」:
大和市上草柳「みどりの広場44号」
大和市福田「チビッコ広場」
14:30〜15:30
お子さま用にポップコーン・みずあめを用意しております。
「爆音をなくそう反基地・県民集会」: 18:00〜19:00
18:40頃からキャンドルデモ行進で座間防衛施設事務所へ抗議・申し入れをします。
場 所 : 大和市上草柳8丁目
「みどりの広場44号」
大和市上草柳8-3
小田急線鶴間駅下車徒歩15分
鶴間駅に夕方5時頃案内係が立ちます
10月2日(木)、午前7時から 始まった「監視行動」は、基地滑走路北側1.5qの大和市上草柳「みどりの広場44号」と滑走路南側1qの大和市福田「チビッコ広場」の2カ所で行った。上空をジェット機やプロペラ機が通るたびに騒音測定機と記録機、ビデオで記録に残した。当日は回数が少なく、午後5時で終了した。北側のみどりの広場では、136回(143機)、最高音110デシベル、南側のチビッコ広場で8:00〜16:00までに170回を数えた。最高音は117デシベルだった
いよいよ東京高裁審理
第1回東京高裁公判・・・7月17日(木)
とき 7月17日(木) 11:00 開廷
ところ 東京高等裁判所 101号法廷 (東京霞ヶ関)
報告集会 法廷終了後、弁護士会館にて

原告90名、応援団体約20名、弁護団20名の約130名が参加してくれました。
参加されたみなさん、遠いところご苦労様でした。今後も共にがんばりましょう。
原告の皆さん、訴訟委任状に記入を!
 訴訟団ニュースでもお知らせしていますが、昨年10月16日の横浜地裁判決を不服とし、被告・国側は東京高等裁判所へ「控訴」しました。「控訴」された以上はこちらも受けて立たねば負けてしまいます。今後は高等裁判所で裁判が行われることになりますが、そのために「訴訟委任状」が必要になります。
 2月中旬頃、全原告に郵便でお送りしますので、2月末までに同封の返信用封筒にて送り返して下さい。
よろしくお願いします。
◆第6回定期代議員総会◆開催
 2003.2.9(日)、大和市勤労福祉会館「大ホール」に於いて、第6回定期代議員総会が開催されました。地域原告代議員78名をはじめ、賓、弁護団、役員、傍聴原告と、計127名の参加を得ました。厚木爆同、平和運動センターなどの来賓挨拶のあと、議事が進められ、昨年度の活動報告(判決の評価を含む)・会計報告など、多岐に渡って報告されました。今年度の活動方針では、控訴審に向けて訴訟委任状や附帯控訴の取り組みを始め関連団体との連帯を強化することが提案されました。活動報告・会計報告・予算案・活動方針は満場一致で可決されました。また、総会後に行われた「原告交流会」にも約80名が引き続き参加し、弁護士と原告の交流も深められ大成功で終了いたしました。参加された皆さん、ありがとうございました。なお、当日の総会では、大和、綾瀬、海老名、座間、相模原、藤沢の各市長から祝電をいただきました。披露された大和、綾瀬市長のメッセージを載せます。
−−−大和市長からのメッセージ−−−

 「第三次厚木爆音訴訟団第6回定期代議員総会」のご盛会をお喜び申し上げます。  これまで、裁判の過程の中で皆様が傾注してこられた多大なご労苦に対し心より敬意を表します。  そのかいありまして、去る10月16日、画期的ともいえる判決が言い渡されましたことは誠に喜ばしいことでありました。  しかし、国が控訴したことにより、さらに皆様方のご苦労が続くことを思いますと、おかけする適当な言葉が見あたりません。  ご承知のとおり、本市では基地問題の解消を目指して段階的な取り組みを行っており、デモンストレーションフライト廃止など着実な成果を積み重ねてまいりました。  こうした中、広島県沖美町でNLP訓練施設を誘致する動きがあったとの報道がありました。この一件が、全国民の課題として問題の抜本的な解決に向けた端緒となるのであれば好ましいことでありますので、今後の動きを注意深く見守ってまいりたいと考えております。  また、緊張する国際情勢も厚木基地の運用に大きな影響を及ぼす要因の1つであります。これら内外の動向にも注意を払い、基地問題の抜本的な解消に向け一層努めていく所存であります。  今後の裁判が長期化することなく、皆様が望まれるかたちでの解決が見られますようご祈念いたしますとともに、ますますのご活躍、ご健勝をお祈り申し上げます。
 平成15年2月9日 大和市長 土屋 侯保

−−−総会決議−−−
 1997年12月8日に横浜地裁に提訴した第三次厚木爆音訴訟は4年10ヶ月に及ぶ裁判を経て、昨年10月16日、画期的な勝利判決を勝ち取った。判決では爆音の違法性と国の無為無策を指摘し、その責任を厳しく糾弾したもので、まさに私たちが求めた「憲法が生きた判決」であった。  しかし、国は爆音被害の解消を願う原告の声を無視し、不当にも「控訴」を強行した。これは加害者が被害者を訴える許しがたい暴挙であるばかりか、「生きた司法の判決」を無為無策の行政府が押しつぶそうとするものである。  今、小泉政権は、今国会で有事法制関連三法案を成立させ戦争のできる国を目指し、法的整備をはかろうとしているが、私たち第三次厚木爆音訴訟団は爆音解消の闘いを中心に憲法擁護、反基地行動にも積極的に取り組まなくてはならない。  私たちの裁判は、東京高裁に移行するが、控訴審においても厚木基地の爆音の違法性と国の責任、75W値の準工業地域11名の原告・附帯控訴などすべてに対し、横浜地裁判決を上回る完全勝利を目指す。この実現のため、神奈川平和運動センターをはじめ厚木爆同、県央共闘など反基地市民団体との連携を強化する。訴訟団は全原告からの委任状の提出をはじめ、一糸乱れぬ固い結束で、控訴審の完全勝利に向けて、頑張っていく。 以上宣言する。               2003年2月9日            第三次厚木爆音訴訟団第6回代議員総会
−−−綾瀬市長からのメッセージ−−−
   第三次厚木爆音訴訟団、第6回定期代議員総会の開催にあたり、厚木基地周辺の航空機騒音問題に真正面から取り組んでおられます訴訟団皆様の御労苦に心より敬意を表します。  訴訟は、長年にわたって騒音被害に悩んできた皆様の、静かな生活への願いの表れと理解しております。控訴審においても、これが長期化することなく皆様の思いが反映されることを心から願っております。  基地問題の解決は一朝一夕には成し得ません。綾瀬市では、今後も騒音被害の解消を求め、市議会、周辺各市及び神奈川県等との連携のもと、国や米軍に粘り強く働きかけてまいります。  総会の御盛会と訴訟団皆様のご健勝を心からお祈りいたします。
平成15年2月9日 綾瀬市長 見上 和由

●●●原告地域報告集会を開催
原告の皆さん是非ご参加を!
 10月16日の横浜地裁判決が出されたあと、国が高裁に控訴するという動きの中で原告の皆さんは、期待やら不安やらで気をもんでおらたと思います。そこで下記により原告地域報告集会を開催することにしました。横浜地裁で出された判決は今後どうなるのか。原告の皆さんにはいろいろな疑問や質問があると思います。これらについて弁護士が報告説明し質問に答えます。どちらの会場でも結構ですので是非ご参加ください。

12月1日(日) 10時〜 コミュニティセンター福田会館 046−269−9390
12月7日(土) 13時〜 大和市生涯学習センター 046−261−0491
12月11日(水) 18時〜 林間学習センター 046−274−4361
12月14日(土) 13時30分〜 綾瀬市中央公民館 0467−77−8181
10万人署名運動にご協力ありがとうございました
詳しくはこちら
−判決日決まる!−
◆10月16日(水)
原告の皆さん!横浜地裁へ
【10月16日の行動予定】
9:00 集合−関内駅前市庁舎寄り
9:20 裁判所までデモ行進
9:45 判決前決起集会
10:30 開廷
11:45 判決報告集会


参加される原告の方は、各地域ブロック長又は原告団事務所までご連絡下さい。
なお、判決公判の傍聴は人数に制限があります。
◆◆◆訴訟団ニュース第23号発行(2002.8.31)
主に・・・第三次厚木爆音訴訟判決を前に近況報告
  1. 小松・横田訴訟判決と三次訴訟
  2. 判決が出たら14日以内に決着か控訴かの判決を
  3. 署名運動24万8千余を集める
  4. 座間防衛施設事務所に抗議
  5. ピースフェスティバルに参加を
◆◆◆訴訟団ニュース第22号発行
・第5回定期代議員総会、開かれる
・裁判勝利にむけ、10万人署名運動に取り組もう
・米軍の訓練通告に「怒りの炎」  集会と国会議員団の厚木基地への抗議行動
・小松基地訴訟判決(3月6日)骨子
・最終弁論(1月23日)のご報告


ご家族の中で、お亡くなりになられた原告がいらっしゃる場合は、承継手続きがありますので、事務局までご連絡下さい
1月23日(水) 第三次厚木爆音訴訟は結審しました。→公判の概略「裁判の様子」
11:30 裁判所に向けデモ行進
12:20 裁判所前決起集会→
    1.真屋団長挨拶
    2.平和センター加藤事務局長
    3.爆同鈴木委員長
    4.原告弁護団石黒弁護士
    5.原告弁護団茆原弁護士
     があいさつ。

13:15 法廷開始
14:00 傍聴者以外は開港記念会館で学習会
   講演
    1.原告団尾形氏
    2.爆同鈴木委員長
←14:00総括と報告集会
  1.弁護団大倉団長
  2.横田訴訟弁護団吉田弁護士・加納弁護士
  3.嘉手納訴訟弁護団神谷弁護士
  4.小松訴訟弁護団松山弁護士
  5.弁護団岡部事務局長が法廷の結審の様子を担当弁護士を紹介しながら報告
  6.衆議院議員阿部とも子議員
  7.平和センター加藤事務局長
  8.相鉄労組本間副委員長
  9.真屋原告団長→挨拶文
  9.原告団中川副団長による「団結頑張ろう」
   「憲法が生きた判決を!第三次厚木爆音訴訟 1.23結審集会」
 来る1月23日、第36回目の公判で第三次厚木爆音訴訟はいよいよ結審を迎えます。
 法廷は13:15から開始ですが、結審日ということで23日は、裁判所に向けてのデモ行進や集会、学習会を予定しています。
 当日は平和運動センターが呼びかけた労働組合の方も多数参加していただきます。参加される原告の方は、地域の副団長・ブロック長か原告団事務所までご連絡下さい。
  <1月23日の予定>
11:00 関内駅前集合
11:30 裁判所に向けデモ行進
12:20 裁判所前決起集会
13:15 法廷開始
14:00 傍聴者以外は開港記念会館で学習会
15:15 法廷終了
15:30 総括と報告集会
原告の皆さんへ、

 昨年暮れから取り組み始めた原告全員の陳述書作成ですが、皆さんのご協力のおかげで順調に進んでおります。現在は、大和市外原告を中心に6月3日、10日に現地へ弁護士が出向いて作成する予定になっています。引き続き原告の皆さんのご協力をお願いします。

■在日米海軍は今年の7月28.29日に予定している厚木基地の「航空ショー」で展示飛行を行わないことを決めた。
このことに対して、われわれ訴訟団の真屋団長は、
「運動の成果として率直に喜びたい(爆同:鈴木委員長と同じ意見)。
ただ、「厚木飛行場周辺の航空機の騒音軽減措置」の中のd(3)項のただし書きがある以上、根本的な解決にはならないし、それができなければ地元住民に配慮した、などというのは、ごまかしである」と語った。


綾瀬見上市長の来賓挨拶
    ◆第4回定期代議員総会◆

 2001.2.18(日)、大和市生涯学習センター「大会議室」に於いて、第4回定期代議員総会が開催されました。地域原告代議員、ブロック長代議員をはじめ、綾瀬市長、大和市基地対策課長、来賓、弁護団、役員と、計120名余の参加者を集め開催された当日は、昨年度の活動報告・会計報告・裁判の進展状況など、多岐に渡って報告されました。また、会場を変えての「原告交流会」にも70名余が引き続き参加し、弁護士と原告の交流も深められ大成功で終了いたしました。参加された皆さん、ありがとうございました。

横浜地裁(岡光民雄裁判長)が市長の証人尋問を却下−原告団と弁護団が抗議声明を提出!
 
                ▼地裁に抗議声明[神奈川新聞00.9.26]
 第三次厚木基地騒音訴訟で、同訴訟原告団(真屋求団長)と同弁護団(団長・大倉忠夫弁護士)は25日、基地周辺にある大和市など計6市長の証人尋問を求めていた原告側の申請を却下した横浜地裁(岡光民雄裁判長)に対し、「市長の証言により被害の深刻な状況が明らかになることを期待していたが、、その重要性に十分な理解をもたず却下したことに強く抗議する」とする声明を出した。
 同訴訟では原告側は6月、大和、綾瀬、海老名、座間、相模原、藤沢の計6市の市長の証人尋問を申請していたが、10月18日の口頭弁論で「必要性が少ない」として、採用しなかった。
 真屋原告団長は「市長の生の声を聞かなくては、爆音被害の実相・真実には迫れない。納得できる理由を示さず却下したことには納得できない」と話している。
抗議声明

 横浜地方裁判所第1民事部は、本年9月18日に開かれた第三次厚木基地爆音訴訟の第22回口頭弁論期日において、被害地域にあたる6市の各市長の証人尋問申し出につき「必要性が少ないと考えるので、現段階では採用しない」旨を述べて、申し出を全面的に却下する決定をした。
 第三次厚木基地爆音訴訟(横浜地裁平成9年(ワ)第4237号・平成10年(ワ)第474号・同第1278号損害賠償請求事件)は、厚木基地周辺に居住する大和市・綾瀬市・海老名市・座間市・相模原市・藤沢市の市民ら五千余名が、厚木基地を使用する米軍機・自衛隊機によってもたらされる激甚な騒音・振動被害、日常的に感じざるを得ない航空機事故の危険について、損害賠償を請求しているものであり、原告らはこのような被害の解消と静かな市民生活の回復を切望する被害地域住民らの願いを代表して、被害の深刻さ、住宅密集地域上で飛行訓練や離着陸が繰り返される状況の非道さを明らかにするため、本訴訟の原告として結集した。
 そして本原告団及び弁護団は、右のような被害を立証する活動の一環として、被害地域6市の市長の証言により、右の航空機騒音等による市民生活の阻害の深刻さ及びこれを憂慮した各地方自治体がその解消を再三求めてきた経緯等を明らかにするため、各市長の快諾を得て本年6月15日に証人尋問申し出をしていた。
 各市長においてもなお激甚さを増す航空機騒音の中、その出廷・証言につき意欲的に取り組まれていたと聞いており、また原告らはもとより、被害地域に居住する多くの市民らも市長の証言によって被害の深刻な状況が明らかとなり、被害解消への1歩が踏み出されることに大きな期待をもっていたのである。
 われわれ原告団及び弁護団は、本訴訟を審理する裁判所が、かかる各市長の証言の重要性に十分な理解をもたず、前記のように全面的に尋問申し出を却下したことに強く抗議する。また、同裁判所の姿勢は、本件航空機騒音等の被害が県央各市の市民生活におよぼす影響を軽視するものでないことを心から願うものである。
  2000年9月25日
          第三次厚木爆音訴訟原告団
               
団長 真屋 求
          第三次厚木爆音訴訟弁護団
               団長 大倉 忠夫
 

           ★騒音測定予備検証★ 
2000.2.15(火)〜17(木)のNLP通告日に三次訴訟団はコンター75W値地域の
原告宅で、弁護団と騒音測定の予備検証を行いました。3日間とも別宅。
 2/15は、80工法区分線内75W値(相模原市内)で、最高90dB
 2/16は、75W(相模原市内)で、最高94dB
 2/17は、75W(相模原市内)で、最高100dB
と、いづれもこれで75W地域か、と思うほどの爆音でした。

第三次訴訟団ニュース NO12 発行!
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◎順調に進む法廷、夏には現地検証も −−10回の公判終了−−
   
           10回の公判を振り返って
                                     第三次訴訟弁護団
   
 日夜、厚木基地の爆音に苦しめられながら立ち上がった原告の皆様に敬意を表します。
 さて、昨年4月27日の最終原告団の訴状提出から一年以上が経過し、裁判は書面で主張、反論を相互に行う、「弁論」という段階から「証拠調べ」の段階に移りました。
 証拠調べの柱の一つが、8月下旬に行われる現地検証です。検証とは、裁判所が実際に厚木基地周 辺に出向き、爆音の状態を「その感覚作用によって直接に検査し、その結果を証拠資料とする手続き」と定義されるものです   。
 国側は、これまで「住民の生活パターンは様々だから、騒音の被害を受けている時間にも差があり、全員が同じ被害を受けているとはいえない。硫黄島にNLP施設ができたのだから、騒音は激減し、勤労者や学生は大した被害は受けていない」などと主張し、弁護団に対して原告5000余名全員の職業等を個別に明らかにして原告を類型化せよと、しつこく反論を繰り返してきました。挙げ句、原告弁護団の主張は足りない、検証は時期尚早などと述べてきました。
 しかし、弁護団としては、「国側は被害の実情を全くわかっていない!軍事基地が住居地域にあることで住民が毎日どれ程の生活被害を受けているのか自覚せよ!」と真っ向から対立し、裁判所に対しては「とにかく騒音を聞け、被害の実情を一日でも早く直視せよ」と迫ってきました。
 この原告団・弁護団の当然の要求の結果、「現地検証は判決間際にでも・・・」と言っていた裁判所もこちらの希望通り8月中の第1回検証を受け入れることになりました。
 裁判所が現地での基地の状況を知り、実際の爆音を一度でも体感すれば、毎日その被害を受けている住民の方々の苦しみが必ずや伝わると思います。弁護団としては、国側が検証の日に限って、ことさら騒音を出さないという姑息な手段を使うことなく、日常の状態をありのまま伝えるよう強く求めたいと思います。
 二つ目の柱として原告本人尋問もスタートしました。裁判所は、7月12日から来年3月1日まで一気に8回の期日をいれました。30名近くに及ぶ原告の生の声を本腰を入れて聞く姿勢を見せています。皆さんがそれぞれの被害の実情を生々しい言葉で訴えることで、すべての住民が等しく悲惨な生活被害を受けていることが明らかになるでしょう。
 今のところ本人尋問は法廷で行う予定ですが、弁護団としては、これを現地検証に合わせて現地で本人尋問を実施するよう強く求める予定です。今後の本人尋問は、皆さんのご自宅で行われるかもしれません。その際は是非ご協力お願いします。
 今後とも弁護団の活動にご支援ご声援よろしくお願い致します。皆さんの忌憚のないご意見もお待ちしています。
 
 ◎二次訴訟、7月23日に東京高裁判決日、決定!
 厚木基地の爆音被害をなくすための裁判は、95年12月に第一次訴訟の最高裁の差し戻し審の判決が出されていますが、続いて提訴されていた第二次訴訟は現在東京高裁で裁判が行われていました。
 この、第二次訴訟は厚木爆同が取り組んだ裁判で、昨年12月に東京高裁で15回の公判の末、結審判決を待つばかりでした。
 そうした中で、裁判所から7月23日午前9時40分に判決言い渡しの連絡がありました。第二次訴訟団から多くの原告が参加すると思われますが、三次訴訟団としても判決に注目し、参加していきましょう。



◆爆音がうるさいときには、積極的に苦情電話をかけて住民の声を伝えましょう。電話をかけると、今いる場所など聞かれます。これは各自治体で統計を取っているためです。
また苦情件数は、月ごとに集計し発表されています。米軍はこの苦情件数でうるささを判断するといっても過言ではありません。
             

苦情電話はお住まいの市役所へ

◆大和市基地対策課    046−260−5312(直通)  
◆大和市役所 046−263−1111(代) 
自治体集計の ◆綾瀬市基地対策課 0467−70−5604(直通)
苦情件数を見る 海老名市企画経営課 046−231−2111(代) 
◆座間市渉外課 046−252−8307(直通) 
◆相模原市渉外課 042−769−8207(直通) 
◆藤沢市渉外課 0466−25−1111(代)内線2181
◆町田市企画調整課 042−724−2103(直通)
◆神奈川県基地対策課 045−210−3375(直通)
             抗議電話は、
◆アメリカ大使館 03−3224−5000
◆米海軍厚木基地 0467−78−2664
◆防衛施設庁横浜防衛施設局 045−211−7129
◆横浜防衛施設局座間防衛施設事務所 046−261−4332